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ホヤ好き垂涎必至。。。ホヤ丼

カテゴリー: 料理:甲殻・軟体・ほや

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 これはいったい何丼でしょうか。色合いはウニとも似ていますが、粒がまるで違います。オレンジ色がかったイカの塩辛?か、江戸前だったらアオヤギ(バカ貝)を連想するかも知れませんね。みちのくの方はもうお気付きの通り、丼に乗っているのはホヤですね。ただ、ホヤの身を切り込んでそのまま乗せたわけではありません。それでは、ただのホヤ刺飯です。ちょっと工夫して、ご飯と馴染むような仕事をしています。

 

 




 近所の魚屋さんに見事に大きなホヤが売られていました(緑の丸はペットボトルのキャップ)。旬には早いと知りつつも条件反射で残り3個を全部買い占めました。^^
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この時期にソフトボールくらいの大きさがありますので、珍しい5年子(数え年)かも知れません。ホヤには魚や貝のように骨や硬い殻がないので、年齢を推し計る年輪が出来ません。ですから、あくまで大きさからの判断で、成長の良い4年子の可能性もあります。いずれにしましても、1個150円はお値打ちです。


 





 ところで、ホヤの捌き方ですが、私はこのようにボールに入れたザルの上で、まず水管(二つの突起)を切り離します。
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これには三つの理由があります。

① ホヤの身はこれらの水管につながっており、切り離すことにより身が殻から外しやすくなる。
② パンパンに張ったホヤをまな板上で切りますと中の海水(ホヤ水)が激しく飛び出し、キッチンを汚す。
③ この飛び出すホヤ水にはホヤの香りと旨味が溶け込んでいるのでこれで捌いた後の身を洗う。

 注意点として、ホヤ水を取り出す時、決して絞り出さないで下さい。圧力をかけると糞もこのホヤ水に混じってしまいます。そっと水管を切って、自然に流れ出す海水を集めます。

 
 





 水管を切ってホヤ水を抜いたら、殻を縦に割り、身を取り出します。この写真は身を開いたところです。
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まだ、旬には遠いようで身に透明感があります。真ん中の焦げ茶色の塊は膵肝臓で普通取り除きます。それと筋肉の内壁に貼り付いているのが消化管(腸)で、ペースト状のが充満していますのでよく絞り出します。これをおろそかにしますと、あの独特の匂いが残ってしまいます。掃除が終わりましたら、取っておいたホヤ水でよく洗います。水道水で洗ってしまいますと、水っぽくなります。面倒でも、仕上げの洗いはせめて塩水で行って下さい。


 
 





 掃除して洗い終わったホヤは細長く短冊に切っていきます。
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旬の厚い身を切っていきますと、収縮してカールしますが、まだ、ペタッとしています。この短冊に塩と青紫蘇の千切りを加えて3日ほど寝かせた切り込み(塩辛)が日本酒にぴったりなのですが、本日は即席でそれに近づけます。


 
 





 短冊に切ったホヤの身に梅昆布茶をパラリとかけて旨味を足し込みます。
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切り込みと違って、刺身の状態ですから、タンパク質が分解してアミノ酸などの旨味成分がまだ生成されていません。もちろん刺身で食べる時はこんな処理は要りませんが、今回はご飯と合わせるのに一手間加えました。梅昆布茶ではなく普通の昆布茶でも十分ですが、決して振りすぎて昆布の味が勝ることのないように注意します。

 






 昆布茶をかけてしばらくおきますと塩分で水分が出てきますので、よく絞っておきます。
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これが即席切り込みなんですが、夏ですとこれにキュウリの細々を混ぜ合わせて食べるのもよいものです。

 





 ご飯に揉み海苔を敷いて、こんもりとホヤの即席切り込みを盛り付けて、山葵を天盛りします。
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 あとはこのままワシワシと掻き込むのですが、好みで醤油を垂らします。ただ、ホヤには既に薄く塩味が付いていますので、生醤油ではなく、煮切り酒の割醤油かダシ醤油にして下さい。これを使うとご飯の滑りも良くなり掻き込みやすくなります。^^


 






 もうワンショット。実際に食べる時は山葵に上記の割り醤油を垂らして溶かし、三分の一位ずつご飯とホヤを掻き混ぜながら食べ進みます。
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  関西のカレーライスのように最初に全部掻き混ぜる方が合理的のようにも思えますが、最後の方でご飯がふやけてしまします。ま、これも好みなんですが。いずれにしろ、このホヤ丼はホヤ好きには堪えられない逸品ですね。

 






 正直言いますと、ホヤの切り込みや即席切り込みは日頃良く作っているのですが、これをご飯に乗せて丼に仕立てるのは初めてでした。ですけど、このマッチングは大吉ですね。真夏のブリブリに厚い身より、今くらいの少し薄い身の方がご飯との馴染みも良いようです。もし夏にやるのでしたら、海苔の代わりに青紫蘇の千切りを敷いてみたいですね。ホヤ韓国輸出が始まってから、周年水揚げされるようになり、国内にも同じように出回るようになりました。韓国ではホヤの刺身にスライスニンニクやヤンニョム(コチュジャンベースの合わせ調味料)を乗せて、サンチュやエゴマの葉で包んで食べます。しかし、日本では刺身やこのような切り込みでホヤ風味を活かした食べ方をしますので、である初夏から初秋のホヤを賞味したいものです。今回はフライングということでご勘弁。^^






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2010/04/29(木) 05:00 | trackback(0) | comment(12)

居酒屋寿寿で二次会です(一番町@仙台)

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 一番町スマイルホテル向かいのなまはげ仙台店さんで勢いに乗った一行は、二次会場を探しつつタワービル方面にと向かいましたが、10mも進まないうちに左に消えていきます。そうなんです、二次会場はなまはげさんの並びにある居酒屋寿寿さんにちょうど席が空いていて、速攻で雪崩れ込んだ次第です。


 


 

 

 居酒屋寿寿さんはOGGI DOMANI (オッジドマーニ)さんAntreffen(アントレッフェン)さんの姉妹店で若いスタッフが新しい感覚でやっている新世代の居酒屋さんです。
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 暖かい季節です道路に面したスペースが開放され、イタリアのトラットリアみたいな楽しげなオーラを発します。この季節は透明ビニールシートで覆われた暖かな空間になります。

 


 





 活気溢れる店内ではの献立だけではなく、フレンチも取り入れた斬新な料理も提供しています。
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 この店のご本尊と言いますか、シンボルはカウンターの角にどーんと鎮座するタイル張りの竃です。ここでは名物の大釜辛口もつ煮込みがいつもコトコトと出番を待っています。

 


 




 アスリートのような逞しいお姉様がてきぱきとオーダーをこなしてくれています。
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 このお店は本来、キャッシュオンデリバリー方式なのですが、10人のパーティーなので後払いにしてくれました。


 





 さんざん食べてきましたので、漬け物盛り合わせレバーペーストクラッカーなどで様子見です。
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 盛り合わせには山芋シェリーマリネ赤キャベツの酢漬けも盛られています。奥の方に誰かが頼んだ名物のもつ煮込みも見えていますね。さらし葱がたっぷり乗って美味しそうです。

 





 これは巨大な薩摩揚げ。揚げ立てでしょうか。熱々です。
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 だんだん皆さん、勢いが付いてきたようですね。


 






 えーと、これは何でしたっけ。ふんわりしたソーセージのような練り物のような品でした。
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 マスタードソースがピリリと利いて、なかなか洒落た一品ですね。










 そして、今宵も夢心地の世界へとみんな飛び立っていくのです。^^
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 本当に毎回楽しいねぇ。職種を超た仲間が集まると実によい刺激と栄養になります。でも、みんなうまいもん好きで飲兵衛、、、気が合うのです。


 



 久々のオフ会も二次会まで滞りなく終了しました。一次会の開宴が午後6時だったので、二次会終了時が10時頃だったでしょうか。みなさま、無事にご帰還されましたでしょうか。一番危ない私が朝、ちゃんと布団で寝てましたのできっと大丈夫でしょう。^^ この次は梅雨明けの暑気払いでしょうか。それとも、梅雨明け祈願祭でしょうか。なにか理由を見つけて、また企画したいと思いますのでよろしくお願い致します。酔っぱらって雪崩れ込んでしまった寿寿さんにはご親切な対応をして頂き、ありがとうございました。前回にも増して美味しい酒肴のラインナップが充実しているように思えました。HPもリニューアルし、常に改善の努力を惜しまない姿勢に感銘致しました。また、寄らせて頂きます。
 






居酒屋 寿寿 
http://www.conception-gp.com/joujou/index.html


・所在地  :仙台市青葉区一番町4-5-2 第2むさしビル 1F
・電話        :022-721-9202
・営業時間 :17:00~翌2:00
・定休日    :年中無休 
・駐車場    :な し







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2010/04/27(火) 05:00 | trackback(0) | comment(10)

なまはげでオフ会です(一番町@仙台)

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 今日は朝からウキウキしています。と申しますのは今晩、5ヶ月ぶりのオフ会で皆様にお会いできるからです。会場はおおさんご推奨のまなはげ、いや、なまはげ仙台店さんです。秋田の郷土料理が楽しめて、しかも夜な夜ななまはげも出没するらしのです。本日のご出席予定はベガサポ顧問、大名マークさんご夫妻、風写さん玉さん、タイガーさん、ユケユケチュウさん、anegoさん、鯛さんと小生の10人。さあ、楽しくやりましょう。

 

 






 なまはげ仙台店さんは一番町の旧ホテルユニバース、現スマイルホテルの向かいにあります。
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入り口はタワービルに抜ける路地側にあります。


 






 ビルの6階ですがは木造を再現しており、入り口の右手にはかまくらを模したテーブル席もありました。
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 4人ならこちらも雰囲気があって良いでしょうね。本日は大所帯ですからお座敷です。

 







 会場は階上(一段高くなっている)の細長いお座敷でした。既に鍋がセットされてます。キリタンポでしょうね。
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 本日は5000円飲み放題コースです。10名で予約したはずなのにどういう訳か11名セットしてありました。女将さんに確認してもなにか返答に困っている様子・・・。


 






 ともあれ、マレーシアのロングステイから戻られたベガサポ顧問の乾杯で宴は厳かにスタートしました。
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 先付けはナマコ酢とワラビのお浸し、アジの棒寿司です。小鉢にはタコと葉山葵の浸し物でした。ナマコはよく茶ぶりが施され、見事に柔らかでした。

 







 お造りはハタとヒラメとウニです。ハタなんてみちのくの太平洋側じゃお目にかかれませんね。
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 この時、なまはげじゃなくて、突然、なおさんが登場!!! なんで??。。。今回は参加できないはずだったのですが、、、、。なんと今回のサプライズなおさんだったのでした。それも、わかっていたのはお店の方だけ。まんまとやられました。^^









 続きまして、ムシガレイの焼き物です。
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 本ヤナギではなく、ヒレグロみたいですが、とっても美味しいです。ムシガレイの仲間はこのひねた香りが魅力です。


 





 いよいよ、本日のメイン、キリタンポ鍋の調理にかかります。担当は鯛さんが買って出てくれました。
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 まず、鶏肉や煮えにくいゴボウから入れていきます。十分ダシが出たところでキリタンポに吸わせれば出来上がり。完成写真を忘れて食べてしまいました。^^

 






 秋田と言えば、こちらいぶりがっこです。
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 これはコースになかったので、別に頼みました。タクアンとスモーキーな香りのマッチング、なかなかの乙味です。


 








 ここで大根や水菜の入ったサラダが出てきました。
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 ドレッシングは普通の乳化フレンチでしたが、シーザースのように粉チーズが振ってあったように記憶しています。


 






 最後の〆は十文字ラーメンのつけ麺です。
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 これは気が利いていて佳いですね。つゆもさっぱりしていて口が爽やかになります。ただ、十文字の麺はもう少し縮れが強かったように記憶していますが。

 







 すると、突然、、、、なまはげの乱入です。悪いごはいねぇが~!!
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 わかっていても、間近で見ると迫力があります。これは子供だったら相当の恐怖感を感じるのでしょうね。

 








 半べそだった、鯛さん青なまはげとすっかり意気投合。ピースのゆとりも出てきました。
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 このなまはげさん、お酒を勧めると実に気持ちよく呑んでくれます。でも、こうやって客席を一回りする頃にはかなり酔っ払ってしまうのでしょうね。^^

 



  いや~、なおさんなまはげの出没で実に盛り上がったオフ会でした。秋田の郷土料理と地酒でみなさんすっかり酔ってしまったようです。いつものように私が一番ですが。^^ 飲み放題の地酒は指定できませんが、この日は福禄寿というお酒でした(他何種か)。キリタンポの鍋が付きますのでお腹は十分に膨れます。さて、出来上がったところで、当然のように二次会への行進が始まります。さて、今夜はどこへ行くのでしょうか。^^

 

 



 なまはげ仙台店



・所在地  :仙台市青葉区一番町4-5-6 江陽パルサービル6F
・電話        :022-217-7079
・営業時間 :17:00~24:00
・定休日    :日曜日 
・駐車場    :なし   
    
 




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2010/04/25(日) 17:00 | trackback(0) | comment(8)

東家のおみくじ丼(中央@仙台)

カテゴリー: 未分類

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 4月中旬だというのにが降った土曜日。これから新幹線で上京なのですが、時間もありますので、今回は駅弁ではなく、がっつり食べてから行きたいと思います。さて何を食べようかと駅前を考えながら散策しているうちに仙台朝市までやってきてしまいました。となりますと庄家さんのワンコイン海鮮丼か、それとも・・・・。


 

 





 朝市駅側入り口の新仙台駅前ビル(仙台朝市アメ横ビル)で呼び込みのおねえさんに捕まり地下に降ります。
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けっして、怪しいお店ではありません、昼時ですし・・・^^。ビルの右下に飲食街と見えますね。


 

 






 魚が美味しい東家さんです。久々にこちらの名物丼を頂きましょう。
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たった一泊二日の上京なのですが、なぜか東京へ行く前にはきちんとした魚を食べておきたくなるのです。


 

 





 カウンターに座りますと親方がしきりにウニ丼を勧めてくれたのですが、今日は体が魚を要求しているのです。それで、名物のおみくじ丼をお願いしました。
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ウニはよほど良いものが入ったのでしょうね。申し訳なかったのですが、このおみくじ丼の魅力には勝てません。副菜も四品付いて800円ですからね。

 








 回転させながら3ショッツ参りますよ。一体何種類のが使われているのでしょう。大ぶりな刺身がゴロンゴロンと乗ってます。
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おみくじ丼の具は決まりがなく、親方の気分で盛り込んでいくようです。つまり、凶はないでしょうけど、大吉中吉はあるのかも知れません。^^ 本日の具は、桜マス、シマアジ、メカジキ、スズキ、マグロすき身、蒸しエビ、蒸しホタテ、卵・・・・実に素晴らしい。今日は大吉でした。 

 








 そして、魚の下には牛肉のそぼろも忍ばせてあって、味の変化を楽しめます。
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この辺の仕事が憎いですね。この甘辛味が刺身の合間に舌を楽しませます。


 





 
 この日の副菜はカボチャとがんもどき、大根の煮物に浅漬けでした。
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東家さんの丼やご飯物には副菜が数品付くのがありがたいのです。この満足感はワンコインでは得られませんね。

 


 


 

 東家さんのは相変わらずの品質ですね。しかもお手軽価格で安心して食べることができます。なにせ、隣が市場ですから輸送コストも掛からないし、品数も揃います。それと、店員さんへの教育がしっかりしていて、心地よく食事が出来ます。親方が絶えず教育をしながら仕事を進めており、まさにOJT(オンザジョブトレーニング)を実践されています。そう言えば、ランチタイムには何度もお邪魔していますが、夜に飲みに来たことがありませんでした。今度は美味しい魚で地酒を頂いてみましょう。








地酒と旬味 東家



所在地  :仙台市青葉区中央3-8-5 新仙台駅前ビルB1F
電話        : 022-211-5801
営業時間 :11:30~14:00/17:00~22:30
定休日    :日曜祝日
駐車場    :なし(周辺に有料多数)

  

 

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2010/04/23(金) 05:00 | trackback(0) | comment(7)

【石巻市】居酒屋三吉の飽食絶倒コース

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 以前にもご紹介したことがありましたが、石巻の駅近くに魚が安くて美味しい地元の居酒屋さんがあります。石巻駅前と言いますと、以前でしたら鳥勝さんが私の中では一番人気だったのですが、蛇田へ移転してしまいました。電車の時間まで美味しい魚で軽くやるお店はやはり駅の近くでないと心配です。その点、今回ご紹介します三吉さんは条件にぴったりなのです。まずはこのメニューをご覧下さい。500円以上の品はほとんどありません。刺身は全品480円、カナガシラやコチ、ドンコ、ソイなど地魚も多いのですが、どれも小皿ではなく、まともな盛り付けですから嬉しくなります。

 






  三吉さんは石巻グランドホテルの並び、コンビニホテルの向かいにあります。駅から約400mです。
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 キャッチコピーが石巻で二番目に安い二番目にうまいです。じゃ一番ってどこだろうと思ってしまいますよね。^^ ただ二番でも景品表示法に抵触しないか不安になりますが、何年も設置してますので大丈夫なんでしょう。

 

 この店で料理のコースをお願いする時は注意が必要です。大食漢ならともかく一般人が3000円以上でお願いしますとまず食べ切れません。前回、3500円でお願いして惨敗しましたので、本日は2500円で雪辱戦となりました。

 






 
 2500円コース(酒別)の皮切りはお造り三点盛りです。もちろん、銘々に出された一人前です。
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マグロ、マダイ、ハマチでごくノーマルなスタートです。でも、ちょっと盛りが多いかな。

 







 箸休めの枝豆。この時期ですから当然冷凍ですけど、これ意外と美味しいですよね。
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枝豆も旬がなくなるのは淋しい限りです。夏になると枝豆が食べられる楽しみがあったのですが、近年はずんだ餅も周年販売されています。

 






 
 どど~んと大海老のボイルがタルタルソースとともに登場します。
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こういう大胆さもこのお店の特色の一つです。


 






 ちょっとジャンキーですが、お子ちゃまが喜びそうな揚げ物の盛り合わせ。
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これに手を出すと中高年には後が辛くなります。ビールで通す向きにはよろしいかも。

 







 揚げた魚の野菜あんかけです。甘酢餡ではないので意外とさっぱり頂けます。
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魚は不定形で何種類か使われていました。こういう無駄のない使い方は好感が持てます。


 






 あ、そうそう。このところ寒いので石巻の日高見(ひたかみ)をでやってました。
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滅多に燗は呑まないのですが、たまには良いものです。酔いも呑むにつれて深まっていく感じで、後からど~んの心配がないのも有り難いです。


 





 このコースのメインはこの鴨鍋のようです。ね、すごいでしょ。お腹がついて行けるか不安になります。
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これで4人前ですから驚きです。

 


 




 鴨肉の下には鶏の丸も潜んでいました。これにうどんも付くのですよ。
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みなさんだいたいお腹が決まってきたようです。口数も減ってますね。^^

 







 そこに野菜サラダです。まずこれは別腹的な感覚で箸が延びました。
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 できれば、おかか振ってポン酢の方がお腹は喜んだと思います。


 






 そんな状況下でも攻撃は緩まりません。小エビのエビチリです。
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おいおい、もう勘弁してくれ。これじゃ韓国のパンチャンじゃないですか~。^^

 







 そして、とどめはこれです。にぎりの盛り合わせ。
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なんだ、うどん食べるんじゃなかったな~。(涙) これで本当に終わりです。凄まじいでしょ。これで2500円ですからね。中高年には1500円でも良いのかも知れません。っていうか、コースにしなければ、良いのですが、若い人には有り難いお店ですね。


 





 石巻駅近くの石巻で二番目に安いと宣伝する三吉さんだけのことはあります。今回は宴会形式でコースにしてもらいましたが、いつもは刺身を何品かとメヒカリアンコウの唐揚げを頂いて一人当たり2000円くらいで済ませています。大人でしょ。なにせ、電車を乗り過ごすと1時間待ちですからね。^^ 

 

 空洞化が進行する石巻駅周辺ですが、市役所も駅前の旧さくら野百貨店跡に入り、また、中瀬にあるハリストス正教会の最初の司祭(沢辺琢磨)が坂本龍馬の従兄に当たることもあり、少しは活気が戻ってきたようです。美味しい地魚を食べさせてくれる地元の居酒屋さんが元気な街は実に魅力的ですね。

 







 さかな処 三吉


所在地  :宮城県石巻市千石町1-3 
電話 :0225-94-0373 
営業時間 :17:00~23:00 
定休日 :日曜 
駐車場 :なし 

 





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2010/04/21(水) 05:00 | trackback(0) | comment(8)