【多賀城市】三島屋の小卓料理
カテゴリー: 外食:その他
多賀城に陳建民・建一親子の調理技術を修行されたご主人がやっている中国料理店があります。と言いますと、かなり高級なレストランのように思えますが、本格的な割にはリーズナブルです。フカヒレや北京ダックもありますが、陳家の伝統である四川料理、特に担々麺は人気で汁あり、汁なしの2種類があります。かつて45号線の近くにあった時より地元の方々に愛されてきたお店で、現在の地に移ってからも昼夜の飯時はほぼ満席の繁盛ぶりです。本日は娘の第1回目の受験が終了し、息子も久々に帰ってきましたので、中国料理で夕食です。
昼間は真っ赤な外壁が目立つのですが、夜は夜でよく目立っています三島屋さんです。^^
駐車場はお店の前に3台ほどですが、向かって左に広い駐車場があります。
左から北京ダック、フカヒレの姿煮、鯉の丸揚げ野菜餡です。さて、今日はどれにしましょうか・・・。
なんてこと、一度でいいから言ってみたいですね。^^ サラリーがどんどん減っていく中でそんな贅沢できませんね。
本日は二階の円卓を予約しました。家族で円卓を囲むのは何年ぶりだろう・・・。
円卓といっても座卓で日本人にもくつろげるスタイルですね。子供の玩具なんかも置いてあって、ファミリーでの利用にも配慮されています。
ちょっとメニューを見て下さい。本格中国料理のお店ですが、街のラーメン屋さん並のお値段です(クリックで拡大します)。
ラーメンなんか450円(税抜き)ですよ。今時、500円以下のラーメンを探すのも苦労します。
三島屋さんお薦めのお料理です。五目おこげがそそられますね。^^
右は人気メニューの担々麺と豚角煮飯の三島屋特製セット1,050円。お昼にはちょっと気張りすぎですが、夜ならいいかも。でも、本日は円卓なのでやはりコースで行きたいですね。
コース料理は小卓料理といいまして、A・Bの2コース。
2名用から6名用まであり、人数が増えると料理も少し変化します。よく知られた料理の組み合わせですが、だいたい1人当たり2000~2500円です。本日は4名用のAコースで参ります。
最初に、サービスということで野菜の浅漬けが出されました。
ところが、そのあとが続かない。漬け物はあっという間になくなり、お茶も飲み干し、料理が運ばれるのを首を長くして待ってます。
忘れられたのかと不安になった頃に前菜がやって参りました。
ほほぅ、メニューでは前菜に棒々鶏となってましたが、4種類の盛り合わせで、しかも銘々に供されます。これは嬉しいですね。待たされた甲斐があります。ただ、棒々鶏をしっかり食べたくて待って人には大きなお世話かも。^^
4種の前菜は棒々鶏とクラゲの酢の物。それに野菜の甘酢漬けとベビーホタテとシジミの佃煮でした。
これは酒が欲しくなりますね。今日は飲まないで運転手役だったのですが、飲めない細君にお願いしてお酒をオーダーしてしまいました。^^
紹興酒を熱燗でやることにしました。花鳥柄の湯飲みが何とも楽しいですね。
紹興酒にレモンを添えることがあるのですね。グラニュー糖も付きましたが、私も長男もこれは不要です。
細君と娘には悪いのですが、お酒があると料理がゆったりと待てますね。次はイカとニンニクの茎の炒め物です。
イカはモンゴウイカかな、肉厚でふっくらして良い具合です。ニンニクの茎やタケノコの千切りも対照的な歯触りでその組み合わせも美味しさを高めています。
続いて、定番のエビチリです。回りには揚げたワンタンの皮が散らしてあります。
無条件で美味しいです。エビも大ぶりでプリンプリン。私以外はもうライスに手を出しています。^^
ライスについて来た漬け物はザーサイでした。
よく塩抜きがされていて、酒のつまみにもぴったりです。
このコースのメインは酢豚です。肉も大きく食べ応えがあります。
パイナップルが入っていなかったので、全員ホッとしています。苦手なんです、あの組み合わせ。^^
お料理はカニ玉です。直径22~23cmはあったと思います。大きなカニの身もざくざく出てきます。
とても濃いスープの餡がかけてあります。この餡でご飯がいくらでも食べられそう。普通のカニ玉より黄身の割合が大きいようです。色も黄色みが強く、少し締まった感じがします。卵白を使った料理もありましたので上手く使い分けているのでしょう。
これはサービスの青菜の炒め物。香ばしくてよい塩加減です。
こういうシンプルな炒め物が美味しいのは、技術がしっかりしているからなんでしょうね。
最後のお料理は、中国式のコーンスープです。これは銘々に出してくれました。
中国のコーンスープって、バターや生クリームに頼らなくても、まったり滑らかで良いお味です。コーンの香りと甘みは強いのですが、澄んだ美味しさです。
デザートはタピオカ入りの杏仁豆腐でした。
乾し杏が色と味のアクセントになってます。甘みも強くなくて、料理のあとに口を清涼にしてくれます。杏仁豆腐にも生クリームを使ったこってりタイプも登場していますが、コースの締めにはどうかと思います。
陳建民・建一の家伝を継承する多賀城の三島屋さんで大衆的ながら本格的な味わいを堪能できました。4人でたっぷり食べて料理だけですと8500円(Aコース;税別)ですから、安心です。コースにこだわらなければ、がっつり食べたい向きには、アラカルトで料理を1~2品頼み、締めに三島屋特製セットで仕上げれば、2000円前後で満腹になるでしょう。
中国料理 三島屋
- 所在地 :宮城県多賀城市笠神2-3-9
- 電話 :022-366-7745
- 営業時間 :11:30~15:00/17:00~21:00
- 定休日 :木曜
- 駐車場 : あ り