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お年取りに牡蛎そば

カテゴリー: 料理:貝類

 皆さま、今年もご閲覧頂き、ありがとうございました。
皆さまに支えられて、記事を書き続けてくることができました。
来年もご指導、ご教示よろしくお願いいたします。


 

今年も残すとこあと半日。この一年の社会情勢を振り返ってみてもあまり良い印象がありません。政権交代事業仕分けなど政治改革のスローガンも多々産まれましたが、マニフェストがあまりにバラ色すぎただけに現実とのギャップが目立ちます。一方、巷では新型インフルエンザのパンデミックを恐れ、手洗い・消毒・うがいが定着したためか、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の患者数も例年にないくらい激減しています。そういう意味では飲食店や牡蛎生産者にとっては怪我の光明でした。

 

 

 芸能界では以前から燻っていた麻薬汚染が顕わになり、キンブ・オブ・ロックのマイケル・ジャクソンさんも麻酔薬に依存していたことで他界するという悲しい年でもありました。その中でこども店長の加藤清史郎君の可愛いながらもしっかりしたキャラが大いに受けました。かたやリアルの大人には草食系男子などというカテゴリーを作って生物としての活性低下を容認するような現象もありました。スポーツ界では明るい話題も多かったですね。WBC2連覇を皮切りに、ゴルフ、アイススケートとヒーローが大活躍。みちのくにとってはベガルタのJ1昇格が大金星でした。 

 

 

 さて、我が家の大晦日は、例年、夜にささやかながらご馳走を頂き、最後に〆でざる蕎麦を食べるのが習慣だったのですが、やはり歳とともにこのパターンは食べ過ぎだろうと言うことで、昼に年越し蕎麦を食べて、夜は酒肴で軽く済ませることにしました。長男は年内に帰って来られないので、飲むのは私だけ。細君と娘はご飯にします。今年の年越し蕎麦はちょっと豪華に牡蛎三昧蕎麦です。牡蛎好きには垂涎ものの年越し蕎麦ですよ。^^

 

 

 

 

 

 今日は鳴瀬牡蛎を使います。今年は大小が混じっていましたので、大きめのものを天ぷら用に取っておいて、残りを日本酒、醤油、味醂少々を等量の水で薄めた煮汁でぷっくらするまで煮付けます。
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加熱する加減が難しいのですが、こればかりは何分とかで説明できません。頃合いを見て食べてみるしかないでしょう。あまりにさっと煮でも煮汁にダシが出ないので牡蛎と汁両方の見極めが必要です。

 

 


 

 

 

 

 牡蛎を煮ている間に昆布とダシパックで濃いめのダシを取っておきます。
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このダシに先ほどの煮汁と市販のつゆも加えて、蕎麦の汁としての味を決めます。煮汁が多すぎる場合は牡蛎の実とともに密閉容器に入れて冷凍保存しますと、お好きな時に牡蛎ご飯(作り方がすぐに楽しめます。

 


 

 

 

 

 

 蕎麦の汁が出来ましたら、牡蛎天ぷらを揚げます。
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この揚げ立ての牡蛎の誘惑は強烈です。我慢できず、味見と称して1個つまみ食い。醤油を数滴垂らしてパクッ、めっさ美味いやん。^^

 

 

 

 

 

 

 

 このあとは迅速に調理を進めます。蕎麦を茹でて、直ちに仕上げにかかります。
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今日は更科の生麺を用意しました。茹で時間も2分程度、その後も刻々と伸びていき行きますから、家族を食卓に着かせます。

 

 

 

 

 

 

 

 はい、出来上がり。牡蛎天煮牡蛎年越し蕎麦です。セリ柚子は必須アイテムですよ。
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牡蛎のエキスがたっぷり入った汁は多少濁りますが、旨さは最高。

 

 

 

 

 

 

 

 熱々の天ぷらも汁を吸って半分フワフワ、半分カリカリです。
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牡蛎は生から揚げてますので、身はふんわりしています。衣につゆが染みてよい具合に馴染んでくれています。

 

 

 

 

 

 煮牡蛎はコロンと締まって天ぷらとはまるで異なる食感です。
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甘辛く煮た牡蛎はこれだけで酒が飲めますね。^^

 

 

 

 

 

 牡蛎蕎麦はやはり細めの蕎麦が合いますね。
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牡蛎の旨味が細めの蕎麦によく絡んで夢心地の味となりました。芹や柚子の香りが名脇役となっています。

 

 

 

 

 そして、その夜・・・・

 

 

 

 

 今年のお年取りの酒肴は、魚貝類が主体です。寒いので湯豆腐も作りました。野菜もたっぷり入れて栄養のバランスを図りました。
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昨年の年取り魚はなめただったのですが、今年は奮発してキチジです。

 

 

 

 

 

 

 

 今日は一日お節料理作りで翻弄しました。味見を兼ねて、ちょっとずつ並べました。
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私はこれらで森民の特別純米雄町をチビリチビリやってますが、細君と娘はもうご飯を食べています。

 

 

 

 

 

 

 

 ホタテの刺身はこの食べ方が一番好きです。殻付きで触ると殻がパシッと閉じるくらいのホタテを買い求めます。
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金属のクリームヘラでホタテの上蓋を外し、ウロ(内臓)とヒモも取り去ります。山葵醤油を垂らして、アイスクリームスプーンで掻き取りながら食べていきます。薄造りの刺身とはまるで別物の美味しさですよ。ヒモは塩を振ってザルで擦り洗いするとヌメリも取れて白くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 滅多に食べられないのですが、やはりキチジは美味いですね。
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トロッとした脂の乗った白身が堪りませんね。食べ終わった骨と煮汁にお湯を注いで最後まで味わいましたよ。^^

 

 

 

 


 年越し蕎麦はお昼に食べていますので、あとはテレビでも見てゆったり過ごし、遠くから響き渡る除夜の鐘でも聞きましょう。ただ最近はそれ以前に撃沈することが多くなってますので、どうなることやら。^^ 子供の頃、私の両親は除夜の鐘を聞いてから、近くの神社に初詣に出かけていきました。当時の両親の年齢を超えた私ですが、とても真似が出来ません。その信心深さが今も元気で過ごせる原動力となっているのかも知れません。神頼みも時には必要でしょうが、自分の力で今年こそはよい年にしたいと思っています。皆さまも良いお年をお迎え下さいませ。元日の記事のアップはお昼頃になると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


 減量54日目:健康診断で引っ掛かり、お医者様から体重3Kgの減量を指示されました(関連記事)。それくらいなら軽いものと1ヶ月での達成を宣言しましたが・・・・。
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 減量そぼろや減量弁当で順調に減ってきた体重ですが、あと500g前後のところで乱高下しています。年末は忘年会あり、外食ありでカロリー摂取も多めでした。これから、しばらく、新年会やらでまた、食生活が乱れますが、諦めずに気長に続け、せめて変動の中心が-3Kg(余剰体重0) のラインにしたいと思います。

 

 

  

 

 

 

 

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2009/12/31(木) 12:30 | trackback(0) | comment(4)

【北海道八雲町】あわびの湯と海の幸

カテゴリー: 未分類

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 作日の記事までに津軽海峡往復のあれこれを書いてきましたが、肝心の北海道でどこに行って何を食べたのかはまだ、触れていませんでした。ただ、今回の北海道とんぼ返りツアーはある使命を帯びたビジネストリップだったので、いつものご当地美味紀行はできませんでした(当たり前ですが・・・)。ですから、何も探索できませんでした。ただ、泊まった宿がちょっと面白かったのでご紹介しておきますね。


 

 

 

 

 

 今回宿泊したのはあわびの湯で有名なひらたない荘さんです。あわびの湯なのに山の中にあります。
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函館港から100Kmほど北西に走った日本海側の八雲町熊石にあります。海岸からはわずか1.5Kmほどの所にあるのですが、周囲は奥深い山間の景観となります。

 

 

 

 

 

 

 ひらたない荘さんは元々、旧熊石町営の国民宿舎だったのですが、ご多分に漏れず経営不振に陥り、民間運営に移行させて、本年(2009年)4月に全面改装しました。
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併設のあわびの湯も町営温泉施設だったのですが、これも民間に移し、温泉ホテルとして再スタートしたそうです。両者は中で繋がっており、宿泊客は浴衣のまま、温泉に浸かりに行けます。もちろん本来の日帰り温泉(大人450円)としても利用できますよ。温泉エントランス上には熊石町のシンボル鮑がデザインされています。

 

 

 


 

 

 あわびの湯の建物はちょっとしたあわびのミュージアムになっていて、エントランスから浴室までのスペースにはかなり専門的なアワビ関連の展示があります。
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 温
泉ホテルでアワビの勉強が出来るのですから、面白いですね。かなり見応えがありますので、風呂上がりに冷たい物を飲みながら、ゆっくり見るのが良いでしょう。

 

 

 


 

 

 アワビの生活史や海底での生息状況など、ためになる知識が得られます。
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学術的な考証もしっかりしており、よくある温泉場のついでの展示とは異なります。まるでアワビのテーマパークのようで、アワビに対する意気込みが感じられます。

 

 


 

 

 

 八雲町と合併した旧熊石町は、かつてニシン漁で栄えた町だったのですが、ニシンの衰退とともに町の経済も疲弊しました。
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そこで、町を挙げてアワビの種苗生産と養殖に全精力を注いだのでした。ニシンの町からアワビの町への転身を図ったのです。

 

 

 

 

 


 遅めの夕飯の前に軽く温泉を浴びましょう。あわびの湯の浴室です。
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中央のアワビの形をした浴槽には海洋深層水を薄めて沸かした湯が入っているそうです。その他の浴槽には加水した源泉掛け流しです。夜なので浴室からの展望がわかりませんが、山の渓谷に面しているようです。奥には露天風呂もありましたが、明朝にチェックしましょう。

 泉質はナトリウム-塩化物泉、臭いも色もない、サラリとした湯です。やや熱め、43℃くらいあるでしょうか。上がった後はいつまでもポカポカと冷めにくいのが有り難いです。

 

 


 

 

 

 

 

 さて、お楽しみの夕食ですが、今回はお得なビジネスプラン7000円。アワビなどのオプション料理は頼んでいません。従って、普通の夕食です。^^
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それでも、これくらい出てくれれば、十分酒が飲めますね。

 

 

 

 

 

 

 突き出し代わりのツブの雲丹和えお造り二点盛り
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お造りはハマチとマグロ、ごく普通です。

 


 

 

 

 

 トンカツ3切れと肉じゃが。まるでとなりの晩ご飯的な感じですね。^^
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3切れというのが、プアーな感じを誘います。魚のフライでも良いからホールの方が印象が良いですね。肉じゃがは北海道らしくダイナミックで吉。

 

 

 

 

 

 

 紙鍋は蒸し雲丹がたっぷり入った寄せ鍋でした。
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普通に美味しく頂きました。これらで生ビール1杯と地酒を二合ほど飲んで早めに就寝、明日の任務に備えます。

 

 


 

 

  さて、翌朝

 

 

 

 

 いつのも習慣で5時過ぎには目が覚めてしまい、さっそく、温泉へ。ところが、まだ真っ暗で露天風呂からも何も見えませんでした。これは、7時過ぎに撮影したものです。
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明るくなってから気付きましたが、右の展望浴槽も窓が下半分磨りガラスなので湯船に使って景色を眺めることは出来ないようです。

 

 


 

 

 

 それでは、出発前に慌ただしく朝食です。焼き鮭に湯豆腐、辛子明太子に玉子焼き、それに納豆や漬け物など全一汁十菜も付きました。
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うわっ、朝からたくさん出てきますね。減量中なのにお茶碗半分のご飯では食べ切れませんね。はい、本日は減量解除です。^^ 普段の4倍くらいのお惣菜です。これだけあれば、また、お酒が飲めますね。^^

 

 

 

 

 

 

   

 


 

 

 

  一番嬉しかったのは、このイカ刺し。やはり北海道イカの鮮度が抜群ですね。
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まだ、カリカリしています。生姜醤油でご飯に乗せて、、、う、うまい!!。高価な物は要らないから、こういう地元の新鮮な食材を出してくれれば有り難いのです。

 

 


 

 

 

 セルフですが、ドリンク類もサービスですので、食後にコーヒーを頂いて出発しましょう。
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1泊2食、温泉付きで7000円のビジネスプランはお得でしたね。部屋は狭かったですが、シングルでした。夕方着いて、朝には出発する我々のようなビジネスツアーの者には最適な宿だと思います。

 

 


 

 北海道の八雲町、しかも日本海側の旧熊石町に行く人はそういないかも知れませんが、機会あれば是非このひらたない荘さんさんに泊まってみて下さい。町の名物あわび料理やフルコースはオプションとなってます。客室も温泉も新しくて気持ちが良かったですよ。 さて、この後、一仕事やっつけて、11時のフェリーに間に合うように100Km彼方の函館までドライブです。それはそうと、北海道の方はみなさん車を飛ばしますねぇ~。70Km/hで走っていてもガンガン煽られます。軽自動車の女性にもずいぶん追い越されましたよ。^^

 

 

 

温泉ホテル八雲遊楽亭 熊石ひらたない荘
          http://www.hiratanaiso.jp/index.html

 

 

  • 所在地  :北海道二海郡八雲町熊石平町329-1
  • 電話        :01398-2-4126
  • 営業時間 :CI 15:00~、CO ~10:00(日帰り温泉11:00~22:00)
  • 定休日    :無休
  • 駐車場:あり

 

 

 

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2009/12/30(水) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

津軽海峡船の旅 その4

カテゴリー: 紹介:パン・菓子

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  滞在時間わずか18時間の北海道旅行もあっけなく終わり、これから、津軽海峡フェリーで渡って宮城に向かいます。帰りも津軽海峡フェリーさんのびなすに乗ることになりました。一日に函館-青森間を何往復もしているのです。函館は青函トンネルが出来る1988年以前は北海道の玄関だったのです。もし、高速船ナッチャンが順調に運行を続けていたなら函館も今とは少し違っていたかも知れません。さて、搭乗開始まであと30分を切りました。それまでの間ターミナル内にありますお土産ショップを探索しましょう。

 


 

 

 

 

 

 津軽海峡フェリーさんの函館ターミナルは新しくてとても綺麗。高速船ナッチャンで乗客をJRから取り戻そうと社運をかけて大改革をしたのでしょう。
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長引く不況と昨年の原油高、悪いことが重なりました。みちのくの北の外れの海峡にエレガントな2隻の高速船が行き違う光景は是非とも残ってもらいたかったです。高速船ナッチャンの経緯はこのシリーズのその1にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 チッケトカウンターの正面にはお土産販売のギフトショップReraがあります。
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Reraは高速船の片方、函館に係留されているナッチャンReraに因んでいますね。北海道内の銘菓やご当地の人気菓子などが一堂に会しています。

 

 

 


 

 

 

 

 北海道土産と言えば、一番人気はこれじゃないでしょうか。誰もが知っている銘菓白い恋人です。
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一昨年(2007年)、白い恋人のメーカーである石屋製菓は消費期限の改ざんと衛生管理の面で会社の信頼がぐらつきましたが、社長の辞任やコンプライアンス確立委員会の発足などで再建を図り、見事に復活しました。同じ北海道でも雪印やミートホープは発覚した後の対応がずさんで、危機管理体制の不備が露呈しましたね。事件が起きた時に、事実を公表して真っ先に謝罪し、その中から最善の方法で建て直すのが危機管理の鉄則です。いまだにこの逆をやろうとしている企業や組織が多いのに呆れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あまりにもありふれているとは思いつつも一応無難な線で買っておきました。受け取る相手が知らない物は価値が伝わらないことがありますからね。
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やはり、うちの家族が一番喜んだのはこれでした。知っている遠くの物がやって来ると安心して喜べるのですね。^^ もちろん、白い恋人は美味しいし、今後も北海道お土産No.1であり続けるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はこっちもお薦めです。コーンの香りが甘さとベストマッチした優良事例ですね。。。まぁ、なんと硬い表現なんでしょう。^^
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スノーベルさんのとうきびチョコ、1985年にデビューした元祖とうきびチョコレートです。コーンパフをトウモロコシ味のホワイトチョコレートで固めたスティック状の菓子です。今では類似品が山ほど出ていますが、スノーベルさんが開発した商品なのです。いつもは左の箱入りなのですが、右のような袋入りもあったのですね。あら、よく見ると焼きとうきびチョコですって。しかも北海道限定なんだ。はい、こっち買いましょう。^^

 

 

 

 

 

 

 

 これは安くて(10本入り315円)正解でした。気取らない付き合いの人にあげるのにちょうど良いですね。
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焼きとうきびチョコがいつものとうきびチョコとどこが違うのかはわかりませんでしたが、美味しかったです。ただ、北海道産乾燥とうもろこし5%使用って、そんなに凄いことなのでしょうか。^^

 

 

 

 


 

 

 

 こんなのご存じですか? 函館名物、嘉義製菓さんのあめせんべい
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いわゆる南部煎餅で水飴を挟んだお菓子です。このサンドイッチが2枚入って126円。なんとも、このチープな感じがいいですね。決して、子供の頃に食べたことがあるわけではないのに、不思議と懐かしい。

 

 

 

 

 

 

 ただね、正直これは食べにくかったです。
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おそらく暖かい季節なら飴がとろけてジャムのような感じなんでしょうけど、この季節は飴だけが異様に硬くて口に残ります。

 

 

 

 


 

 

 

 

 さて、北海道土産でこれを知っている人はなかなかです。カルビーさんの千歳工場だけで作っているじゃがポックルです。
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人気絶頂で一人一個という数量制限があります。ポテトを揚げた製品なのですが、妙に美味いのです。

 

 

 


 

 

 

 

 極太のウドンくらいに切られた拍子木状のポテトがサックリカリッな状態で仕上がっています。
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決してスカスカではなく、意外なくらいに緻密です。それでいて硬すぎない絶妙な歯触りです。今までない食感に誰もが虜になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

  不自然ではないのですが、ポテト以上の旨味を感じると思いましたら、昆布エキスのパウダーやアミノ酸等も使われていました。
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ただ、それらの調味料も巷のスナック菓子とは違ってとても上品なのです。これを作るのには、ポテトチップの3倍以上の時間がかかるそうで、生産が追いついていけない状態とか。ネット上でも売れ切れ続出です。通販で買えたとしても、商品価格と同じくらいの送料がかかってしまいます。北海道に出張に行く人に頼むのが一番でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 短かった北海道を後にして、函館山に見送られながらの帰還です。これから4時間かけて津軽海峡を渡ります。
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青森に着いたら、また、ロングドライブです。しっかり、休息を取っておきましょう。

 

 

 


 

 今回の北海道とんぼ返りミッションはこれでお終いですが、津軽海峡に華やかな姿を浮かべるはずだった高速船ナッチャンWorldRera の姉妹船の現実を目の当たりに見て、長引く不況と先を読んだ経営の難しさを実感させられました。それでも、津軽海峡に自動車用のトンネルが出来るまでは、フェリーボートは必要です。フェリーにはシャワールームもあって、プロのドライバーさん達は疲れを癒しておりました。そんな意味でも、この4時間の船旅はあっても良いのかなと思ってしまいます。

 ところで、北海道では何してたのと、突っ込まれそうですが、それは企業秘密。^^ でも、泊まっていた宿と食べた食事だけは次ぎの記事でご紹介いたしますね。

 

  

 

 

 

函館ターミナルGIFT SHOP Rera(ギフトショップ レラ)

  • 所在地  :北海道函館市港町3-19-2
  • 電話        :0138-41-1227
  • 営業時間 :8:00~19:00 (季節により若干変動)
  • 定休日    :無休
  • 駐車場    :1時間まで無料

     

 

 

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2009/12/29(火) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

津軽海峡船の旅 その3

カテゴリー: 外食:焼鳥焼肉・ホルモン

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 引き続きまして、津軽海峡紀行の第3弾です。今回のミッションでは北海道での滞在時間はわずか18時間。オバマ大統領の日本滞在時間より短いのです。いわゆるとんぼ返りというヤツですね。函館もただの通過点に過ぎません。せっかく、は~るばる来たぜ函館なので、せめて美味しい物でも食べて帰りましょう。と言っても街に繰り出す時間も全くなし。青森のようにフェリーターミナルビルで済ませましょう。 ♪♪ キャ~ラメルひろたら、箱だけ~。。。^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらの斬新な建物が津軽海峡フェリーさんの函館ターミナル。昨日の夕方来たのに、もう早々、帰途につきます。
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海側から眺めると、温室のような総ガラス張りの構造であることがわかります。中には高さ29mの吹き抜けもありました。これはちょっとしたランドマークですね。

 

 

 

 

 

 

 

 このターミナルビルの1階に明るくて綺麗な食堂ペロリさんがあります。光りが燦々と降り注ぐ素敵な食空間です。
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この食堂は今年(2009年)の3月にオープンしたばかりだそうです。かたや、同時期にデビューした青森ターミナルの食堂ポート・キッチン めっは、どういうわけか早々とハーバーキッチンに名称変更をしてしまい、何か元気がありません。

 

 


 

 

 

 

 ペロリさんで出来ます物は和洋中何でもござれのいわゆる食堂メニュー(クリックで拡大します)
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ワンコインの日替わりペロリランチが人気らしいのですが、12時からで、もうその頃にはフェリーに乗っているはずです。何か北海道らしい物は物色しますが、海鮮物はないようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 迷った挙げ句、ジンギスカン定食800円に決定。遠野のジンギスカンは何度か食べたことがありますが、北海道のは初めてでした。
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そうそう、ここの食堂は食券制でした。ジンギスカン等の焼き肉類は一番人気のペロリランチの隣にありますので、こちらも多く出るのでしょう。

 

 

 


 

 

 

 見て下さい、このボリューム。副菜もたっぷりデザートまで付きます。完璧な定食ですね。
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これで800円なら納得のボリュームで、充実ランチとなりそうです。ただ、食べ切れるかな。先月からの減量で少し胃が縮んで来ていますので。

 

 

 

 

 

 

 

 ジンギスカンだけでもお腹いっぱいになりそうなくらいです。
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 ラムにも下味がしっかり付いていて、ご飯が食べやすいです。キャベツ、もやし、人参、ピーマンなどの野菜もたっぷり。

 

 

 

 

 

 

 

 副菜も充実しており、きちんとした食事を摂ることが出来ます。
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サラダに漬け物に納豆、それにご飯も大盛りです。残すことに罪悪感を感じる私でもさすがにご飯は食べ切れませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 ちょぼっとですが、プリンがデザートとして付いていました。
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ちょぼっとでもあるとないとでは大違いなんですね。このようなことに消費者は心意気を感じるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さすがに満腹、搭乗時間まで埠頭を散策します。あ、この船は運航休止中のナッチャンReraですね。
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青森港にはナッチャンWorld、そして函館にはナッチャンRera・・・。姉妹が海峡を挟んで離ればなれに留められています。高速船ナッチャンの経緯については、このシリーズのその1をご覧下さい。

 

 

 

 

 


 さて、お腹も少しこなれて、間もなくフェリーに乗り込みます。本当にとんぼ返りの北海道でしたが、旅の思い出にお土産物でも買っていきましょう。この津軽海峡フェリーさんの函館ターミナルには北海道の銘菓はもちろん、ご当地の人気菓子も取り揃えたショップがあるのです。北海道土産は次の記事でご報告いたします。

 

 

 

 

食堂 ペロリ


  • 所在地  :北海道函館市港町3-19-2 函館フェリーターミナル1F
  • 電話        :080-3180-1543
  • 営業時間 :10:00~19:00(季節により若干変動)
  • 定休日    :無休
  • 駐車場    :1時間まで無料

 

 

 

 

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2009/12/28(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

津軽海峡船の旅 その2

カテゴリー: 外食:その他

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  石川さゆりの名曲津軽海峡・冬景色の2番は、「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと (略) はるかにかすみ 見えるだけ」ですね。そのとおり、竜飛崎はかすんでよく見えません。この航路と竜飛崎は最短距離でも30Km近く離れており、晴れた日でも、 たぶんこの程度にしか見えないのでしょう。ましてや海鳴りだけを聞いているような天候ではさらに見えなかったでしょう。それと、本州の北のはずれは緯度的には大間崎、尻屋崎、竜飛崎(岬)の順になりますね。・・・って、名曲の歌詞を検証してどーするの。^^

 

 

 

 

 

 

 前記事に引き続き、津軽海峡をフェリーで渡ろうとしています。今回は津軽海峡フェリーさんのびなすに乗船予定です。
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船の前面がガァーっと開いて、そこへ車で乗り込みます。

 

 

 

 

 

 

 

 船の中は想像していた以上に広く感じます。大型トラックが何台も駐まれます。
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 それも1階と2階の二層構造の駐車スペースを持っています。なんか宇宙船に乗り込んできた小型機のような感覚です。^^

 

 

 

 


 

 

 

 駐車スペースと打って変わり、船内はちょっと豪華な感じがする内装です。
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ロビーにはソファーが用意され、クリスマスツリーも飾られていました。その横に海上保安官連絡所とあるのが、船であることを思い出させます。^^

 

 

 


 

 

 

 2等客室は大部屋です。お客が少ないので大の字になって寝られます。
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右の青いカーペットの部屋は階上の展望室です。ここは明るくて気持ちがいいですね。

 

 

 

 


 

 

 下北半島の脇野沢辺りを見ています。まさかりの刃の下角です。^^
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るで鯨のように見える島は鯛島と呼ばれており、悲恋の伝説があります。はるか昔、蝦夷侵略にやって来た坂上田村麻呂が、この地の娘を身ごもらせて責任を取らずに京に帰ってしまったそうな。悲観した娘は自ら命を断ち、村人たちは、より都に近いこの鯛島に娘を葬ったそうな。全く酷い話です。

 

 

 

 

 

 

 

 もう少し北上しますと、名勝仏ヶ浦が見えてきます。
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断崖を背にして水際に奇岩、巨岩が何百もそそり立っており、それぞれに仏に因んだ名前が付けられているそうです。残念ながら、10Km以上離れていますので、岩の形までは見極められません。

 

 

 

 

 


 

 さて、デッキで体も冷えてきましたので、レストランで温かい物でも飲もうかと降りてきました。きれいなエントランスですが・・・。
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 がーん、ずいぶん昔に営業を止めているではありませんか。津軽海峡フェリーの経営って、相当に厳しい状況にあるんですね。従いまして、食べ物ブログとしては致命傷ですが、今回の記事では食べ物が登場しません。すみませんです。

 

 

 

 

 

 

 


 のレストランで食事するのって、非日常的で大好きなんですが、残念ながら不況の影響はこういう所にも現れてくるのですね。今回のは前半から色々考えさせられます。学生時代、沖縄へ行くフェリーで食べたウチナースバや中身汁、宇高連絡船で乗ると同時にすすった讃岐うどん。どれも美味しく、忘れがたい思い出です。豪華客船での旅なんて死んでも出来ませんので、せめて1等の個室を取って2泊くらいのフェリーの旅でもしてみたいですね。

 

 

 

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2009/12/27(日) 05:00 | trackback(0) | comment(2)