津軽海峡船の旅 その1
カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス
少し前のことになりますが、車で北海道に行ってきました。当然ながら、津軽海峡をフェリーで渡るのですが、初めてだけに、搭乗するまで右往左往。乗船の手続きが完了して体が自由になるまでにずいぶん時間がかかってしまいました。青森港のフェリー埠頭には2つの会社があって、ターミナルビルも二つあるのです。フェリーボートの正面が開く瞬間はちょっと感動ものです。巨大なロボットがトランスフォームするような光景でした。^^
一方は津軽海峡フェリーさん、ターミナルは新しくピッカピカ。ちょっとした地方の空港のようです。
今年(2009年)の3月に道南自動車フェリーから航路名称を変更したようです。今回利用するのはこの会社の船です。
この津軽海峡フェリーさんは高速フェリー2隻を2008年に新造しました。奇抜でエレガントなデザインの姉妹船はナッチャンWorldとナッチャンReraといいます。
ところが、昨年の原油高と長く続く不況のため、乗客数は伸び悩み、僅か就航1年で運行休止になってしまいました。オーストラリア製の双胴型高速船で全長112m、総トン数10,715トン、航海速力36ノット、従来のフェリーが3時間50分で津軽海峡を渡ったのに対し、この高速船は約半分の2時間で走りました。売却に出されているとの話もあり、津軽海峡からこの姉妹の令嬢が姿を消すのは実に惜しいことです。
もう一つ気になるのは今年(2009年)の4月、ターミナルの二階に新施設として食堂ポート・キッチン めっがオープンしたはずだったですが、左の黒板のように名称まで変わってしまってます。
右側のメニューは以前のものですが、青森高速船ターミナルと書いてあります。高速船の撤退により、食堂までもが様変わりしてしまったようです。ちょうどお昼時なので昼食を取りたいところですが、もう、一方のターミナルビルを見てからにしましょう。
こちらは青函フェリーさんが入っているターミナルビル。埠頭のど真ん中にあります。
もともと、こちらのビルの二社が入っていたそうで、津軽海峡フェリーさんが自社のターミナルビルを建設して移ったようです。
こちらの二階にも食事処がありました。
あらぁ~、ラーメンコーナーとなっていますね。ちょっとファストフードっぽいにおいがしますね。^^ 青森ラーメン食べるのなら、専門店で焼き干しラーメン食べたいなぁ。
二階の奥にカウンターだけのラーメン店がありましたが、メニュー(クリックで拡大)を見るとなんと海鮮丼も色々あるみたいです。
麺類以外の献立もあり、ホッとしました。しかも、24時間営業なんですって。フェリーは2~4時間間隔で夜中も発着を繰り返していますので、利用客も多いのでしょうか。
カウンターで注文と支払いを済ませ、となりの無料休憩コーナーで食べることも出来ます。
奥にはねぶたの台(山車)のミニチュア、と言ってもかなり大きく1/8ゲージくらいのモデルが展示されています。ここから、発着するフェリーを眺めながら食事をすることができますよ。
こちらは、私の頼んだ二色丼900円です。
味噌汁は付いてきましたが、値段からすると、香の物か小鉢も欲しいところですね。^^
いわゆる鮭の親子丼です。
鮭のフレークは加工品ではなく、ここで焼き鮭をほぐしているようです。イクラもご飯も多く、食べ応えありです。
こちらは同僚の頼んだほたて塩ラーメン800円。こちらの人気商品らしいです。
塩と言ってもスープは淡褐色です。青森特有の焼き干しの香りが漂います。同じく青森のラーメンらしい縮れた細麺がこのスープによく合っているそうです。
さすが青森ですね。ホタテも中粒ですが、4個も乗っています。
ホタテガイの生産量は北海道が全国のトップですが、養殖生産量では青森県が第1位なんですよ。
さて、これから車共々船に乗り込みます。生まれて初めての津軽海峡フェリー横断に子供のように胸がときめいています。なにせ、子供の頃から、海も船も大好きでしたから・・・。高速船ではありませんので、たっぷり4時間は掛かります。船内をじっくり探索して過ごしましょう。函館に着く頃にはもう日暮れです。今回のミッションでは函館での滞在時間は短いのですが、何か美味しい物に巡り会えるでしょうか。^^
青森港フェリーターミナル・ラーメンコーナー
- 所在地 :青森県青森市沖館2-12-1 ターミナルビル2F
- 電話 :017-781-7131
- 営業時間 :24時間営業
- 定休日 :無休
- 駐車場 :あり
