【青森味探訪】③ のっけ丼と新鮮市場
カテゴリー: 外食:寿司・魚貝類定食
昨晩、うお旬さんで津軽三味線に心を打たれ、震災直前に伺った芸術居酒屋小栗さんに再訪し、しこたま呑んだのですが、佳い酒は残りません。今朝は6時半にホテルを出て、青森駅近くの魚菜センターまでゆっくり散歩。魚菜センターで最初に迎えてくれたのが、大きなマグロの頭。じっくり時間をかけて、兜焼きにしたいなぁ。身をほじくりながら、塩胡椒で食べるのが好きです。そう言えば、西洋人はこういう目の付いた料理が苦手ですね。
魚菜センターといえば、知る人ぞ知るのっけ丼の発祥地。
2年半前もこちらでのっけ丼を楽しみました(こちら)。あの時は雪が積もる季節でしたが、夏の青森はどんな味覚で溢れているのでしょう。
のっけ丼のルールですが、初めての方は入口近くの案内所で店内マップを貰うかたがた、説明を受けることをお薦めします。
要するに、丼のネタを買い巡りながら、オリジナルな海鮮丼を完成させるのです。現金での取引もできますが、丼を持って財布から出し入れするのは面倒です。そこで、100円券が綴られたチケットが販売されており、便利です。一人で1000円分も買えば、十分でしょう。余ったチケットでドリンクも買えますし。
まずは最初に丼飯を購入します。入り口近くにご飯を販売するお店が配置されています。
ご飯は無料で寿司飯にすることが出来ます。お願いしたら、市販のすし酢を丼に振りかけ、ささっと掻き混ぜるだけでしたけど。。。このお店でもチケットは購入できます。
さぁ、好きな物を選んで自分好みののっけ丼を作り上げましょう。
ネタは100円から300円が多いですね。どれも小皿サイズか一切れ単位です。お店の方が適当に盛り付けてくれますが、自分のデザインにこだわるののなら、「ここにお願いします」と場所を指定しましょう。
完成しましたら、食堂がありますので持ち込みます。
冷水がセルフで頂けます。冬は温かいお茶があったように記憶しています。味噌汁は1杯100円で買えますよ。
卓上には醤油、山葵、割り箸などが用意されています。
お漬物は100円でした。大葉(青紫蘇)は一枚10円、これで締めて810円也。
ネタは手前から時計回りで、イカそうめん、甘エビ塩辛、活ホタテ、ニシンの飯寿司、サケの飯寿司、マグロです。
冬ですとイクラやタラコも乗せて、華やいだ景色になるのですが、夏は涼しさを求めますね。って、呑兵衛の本能で酒の肴に最適なものばかり選んでいるように思えます。^^
魚菜センターのそばには有名なAUGA(アウガ)がそびえ立ちます。
青森の109的存在のアウガ、青森市民は「アウガで合うが」となるそうです。ホンマかいな。^^
地下は鮮魚、加工品、酒類、青果、菓子を扱う店舗や食堂など87軒が入っている新鮮市場です。
元々、この周辺に発生した青空市場を収容したので、プロも仕入れに来る仲卸市場的存在です。ですから朝は5時からやっています。菓子類もありますので、お土産物を物色するにも好都合。
こんなものも売ってます。
左はもちろんサザエさんですが、右はフジツボですよ! 大型になるミネフジツボです。フジツボは甲殻類ですから、味はカニとそっくり。塩茹でして、身をほじくるか、汁物にすると良いダシが出ます。でも、高いよね。そういえば、南米のチリにも、握り拳くらいになるフジツボがいて、ピコロコと呼ばれてました。SOPA(スープ)で食べましたが、身はかなり柔らかかったですね。
新鮮市場には7軒の食堂や寿司処があります。
のっけ丼を食べてきたばかりなので眺めただけですけど。。。
青森2日目の朝はのっけ丼から始まりました。今日もハードなスケジュールになりますので、これくらい食べておかないとね。。。と正当化しています。^^ 青森市は県庁所在地であり、陸海の交通の要所です。近代的な街の中にこのような市場が存在するところが魅力的ですね。ただ、北海道新幹線が開通するすると、青森に途中下車する人が減るのではないかとの予測もありますが、ねぶたとのっけ丼がある限り、健在でしょう。^^
バックナンバー
【青森味探訪】① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡
② ウォーターフロントと津軽三味線
青森魚菜センター本店 http://www.acci.or.jp/nokkedon/
・所在地 :青森県青森市古川1-11-16
・電 話 :017-734-1367
・営業時間 :7:00~17:00(店によって異なる)
・定休日 :火曜日、年始1月1~2日
・駐車場 :あり(店の向かい側)
新鮮市場(アウガ地下1階) http://www.auga.co.jp/shinsen.html
・所在地 :青森県青森市新町1-3-7
・電 話 :017-721-8000
・営業時間 :5:00~18:30(店によって異なる)
・定休日 :不定休
・駐車場 :あり 522台