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行ってきました仙台うみの杜水族館

カテゴリー: 外食:ラーメン

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 7月1日にオープンした仙台うみの杜水族館。森ではなくなのがよろしいですね。杜の都仙台からの派生でしょうけど、森が自然の森林であるのに対し、は人間が人工的に造り出した人工林を意味します。つまり、里海の人間の手の加わった海がテーマなのでしょう。




 正面を入るといきなり天井がホヤの杜。
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垂下された養殖ボヤも海の中ではこのような杜となり魚たちの隠れ家や餌場となります。




 近年流行りの巨大水槽。分厚いアクリル板が水圧に耐えています。
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 まだ、巨大水槽に映える大型魚はあまり多くなかったですね。三陸の海のイメージだとしたら、マンタなんか泳がせないし、やはり畳くらいのマンボウでしょうか。




 ホヤの水槽。形からすると養殖ボヤを移植したのでしょうか。uminomori5.jpg
 ホヤは大量のプランクトンを消費するので、餌の供給が大変でしょうね。




 北国の海らしい光景。コンブとマダラです。
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 やはり北の海には華やかさがありませんね




 松島湾のカキ棚を再現したものです。
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 これも海中で杜を作っています。




 こちらは内湾のアマモ場を再現しています。
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 潜らない限りこのような光景も見ることができません。




 これは干潟を低い目線で見せています。
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 トンネルを潜って干潟に顔を出すことができます。




 松島水族館時代から人気のアシカやイルカのショーも継承しています。
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 後ろの光景が少し殺風景。植樹が早く大きくなって緑の壁になってくれると良いのですが。




 海獣類もいるらしいのですが、混んでいてよく見えませんでした。
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 男鹿水族館GAOの豪太君のような迫力のある動物も欲しいところです。




 さて、お楽しみのランチです。フードコート形式ですね。
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 お値段は巷よりやや高めですが、こういう施設では普通でしょう。お、飯野川の鯖だしラーメンをインスパイアした塩ラーメンがあります。




 こちらがさばサバ塩らぁめん780円です。トッピングも様々ありますね。
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 表面に油が被っており見た目はちょっとオイリー。




 麺が私好みの中太ストレート低加水麺
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 このボクボク感が小麦粉を食べていることを実感させてくれます。




 ユニークなのがこの揚げワンタン。
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 中は鯖のすり身のようです。




 長い歴史のある松島水族館が仙台港エリアでリニューアル致しました。アウトレットも隣接し、みちのくの新たな観光スポットして効果絶大でしょう。冒頭にも書きましたが、昨今の水族館はかつての学習の場としての博物学的なアピールでは人も集まらないようで、テーマが不可欠です。それもどちらかというと、美術館的な感性に訴えるタイプの水族館が受けているようです。そのトレンドからすると、少しインパクトに欠けるかも知れませんが、巨大水槽とイルカショーがありますので子供のあるご家族やデートにも最適ですので、是非ご利用をお願い致します。




仙台うみのもり水族館 http://www.uminomori.jp/guide/


・所在地   :宮城県仙台市宮城野区中野4丁目6番地
・電 話   :022-355-2222
・営業時間  :9:00~19:30(冬期~17:30)
・定休日   :無休
・入館料   :大人2100円、中高生1600円、小学生1100円、幼児(4歳以上)600円
・駐車場   :あり

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2015/07/08(水) 05:05 | trackback(0) | comment(4)

【南三陸町歌津】食堂たいしゅうのスタミナ復興ラーメン

カテゴリー: 外食:ラーメン

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 この橋は南三陸町歌津の伊里前川に架かるうたちゃんはしといいます。小さな橋ですが、大津波でも流されず残りました。この橋はかつて汐見橋という名前でしたが、ある事件をきっかけに改名しました。まだ、覚えている方も多いと思いますが、2002年9月19日、突如としてワモンアザラシの幼獣がこの川に出現したのです。もうそれは大騒ぎ、同じ年の8月に多摩川に現れたゴマヒゲアザラシのタマちゃんが全国的な話題となっていたいただけに当時のM歌津町長始め、町民挙げての大フィーバーとなったのでした。




 私も仙台から調査に駆け付けました。その時のうたちゃんです。写真はクリックで拡大します。
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 うたちゃんが伊里前川にいたのはたった3日間でしたが、当時の歌津町にとっては正に神降臨。テレビ中継されるわ、全国から見物客がくるわで、歌津町が一躍全国に知れ渡りました。経済効果も大きく、様々なうたちゃんグッズも製造販売されましたね。




 さて、この伊里前で仕事をしている時に困るのが昼食です。
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 瓦礫を撤収した後にできた広大な更地の奥に伊里前福幸商店街があるのですが、食堂はないのです。観光を意識した志津川の南三陸さんさん商店街とは違って地元の方々の生活支援が主な役割のようです。車で少し北に走った所の管の浜に行けば幾つか食堂もあるのですが。。。。




 そんなことを漁師さんに言ってみたら、「高台の中学校の裏に大衆食堂があるよ。」と言われました。
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 言われてみれば、そんな看板も商店街の端っこにありましたね。




 行ってみました。どうも大衆食堂ではなく、たいしゅうという食堂のようです。^^
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 震災前は伊里前の街で営業していたそうで、壊滅したためこちらに移転したとのこと。伊里前に食堂がなくなったので、街の方々が再開を強くお願いしたそうです。




 出来ます物はラーメン類と定食少々。
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 一押しはスタミナ復興ラーメン復興黒あんかけ焼そば




 一人だったので、さすがに両方を食べるわけにも行かず、スタミナ復興ラーメンをチョイス。
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 あら、メニューの写真ではチャーシュー麺のように煮豚がたっぷり乗っていたのに。。。




 と思ったら、葱の下から続々と出て参りました。
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 写真と同じく5枚ありました。煮豚の他にはキムチとナムルがたっぷり麺の上に乗せられておりました。

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 麺は中細の縮れの少ない多加水麺。固めに茹でてあるので噛み応えもあります。
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 かなり油ギッシュですが、キムチの酸味で爽やかに食べることが出来ました。




 セルフですが、コーヒーも頂けます。
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 分かり難い場所にばしょにありますが、冠婚葬祭の仕出しや弁当の配達もやるようで、地元の方々にはなくてはならない存在です。




 伊里前の街は高台の小中学校を除いて何もなくなってしましましたが、地元商店街の方々が仮設店舗で頑張っています。たいしゅうさんは高台に移転しましたが、昼時にはお客が絶えません。なにせ創業昭和24年の老舗ですからね。今後とも伊里前の皆様の期待に応えて美味しい料理を提供して行ってくれることでしょう。 


 

食堂たいしゅう


・所在地   :宮城県本吉郡南三陸町歌津字峰畑54
・電 話    :0226-36-2015
・営業時間  :11:00-20:00
・定休日   :不定休
・駐車場   :あり

2014/03/31(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【石巻市飯野川】さばだしラーメンで町おこし

カテゴリー: 外食:ラーメン

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  冬の北上川に強風が吹きまくってます。ここは河口から10Kmも上流ですが、海水が適度に混じり、ヤマトシジミの名産地でした。大震災以来、地盤沈下の影響で海水の影響が強まり、シジミにも影響が出ているようです。ということは、もっと下流はシジミが住めなくなっているのかも。だとすると、アサリへの転換も考えないといけませんね。




 さて、本日は気仙沼から石巻へ出張。河北インター付近でお昼になったので、飯野川の食堂へ向かいます。
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 昭和13年創業の食事処亀鶴(きかく)さんです。なんでもありの昔ながらの食堂ですが、最近、サバだしラーメンが話題となってます。




 この地域では昔からサバのアラや節でダシを取る習慣があったとか。それを敢えて前面に押し出してサバだしラーメンで売り出しています。
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 そういえば、テレビや新聞でも石巻専修大学の学生との共同開発だとか伝えていましたね。きっと若い感覚も盛り込まれているのでしょう。でも、節ならともかく、腐敗の速いサバのアラを昔から内陸部に運んでいたのだろうか。。。




 これがサバだしラーメン600円。焦がし葱やガーリックチップスなどなかなか今様のビジュアルです。
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 スープが透明な塩味です。魚臭さは感じませんが、かなり味が濃く甘味も加えています。具材は煮豚、メンマ、サバの揚げすり身、そして大量の長葱




 麺は石巻人がこよなく愛す低かんすいの細縮れ麺。いわゆる中華楼系の伝統的な麺ですね。
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 石巻にはこのタイプの麺を使うラーメン屋さんが多いですね。こちらでは石巻産の小麦を使って製麺してもらっているそうです。でも、このスープなら低加水中細ストレート麺で食べてみたいなぁ。




 飯野川のサバだしラーメンサバの具を乗せることもの一つです。
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 これはサバのすり身を揚げた物ですが、薩摩揚げのような弾力はなく、柔らかい揚げしんじょのようでした。




 強風の吹き荒れる寒い日でしたが、正午にはほぼ満席となる大繁盛。近所の方々だけではなく、遠くから来たサラリーマンや営業マン、ラーオタ風の兄ちゃんまであらゆる人種が集っています。単なる田舎の食堂では見られない光景ですね。宣伝効果が功を奏した事例と言えます。飯野川の街にはここ亀鶴さんだけではなく、他に3軒ほどのお店でサバだしラーメンを提供しています。食べ比べも面白そうですね。




食事処 亀鶴


・所在地   :宮城県石巻市相野谷字飯野川町171
・電 話    :0225-62-3381
・営業時間  :11:00~14:00
・定休日   :月曜日
・駐車場   :あり


2014/02/03(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【青森味探訪】④ 雪中行軍と煮干中華

カテゴリー: 外食:ラーメン

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  全く無礼なタイトルですが、お許し下さい。青森2日目は八甲田雪中行軍遭難事件の痕跡を辿ります。ご承知のようにこの遭難事件は明治時代、旧日本陸軍青森歩兵第5連隊が厳寒期の行軍訓練において激しい吹雪に遭い、210名中、199名が死亡したもので、それまでの世界の軍事訓練においても例を見ない大惨事となりました。新田次郎の小説『八甲田山死の彷徨』を原作とした映画『八甲田山』(1977年)が有名ですが、八甲田山頂を目指したわけではありません。ロシア軍の本土上陸を想定して、行軍が最も困難な冬季に青森から八甲田山麓を横切って、八戸へ向かうためのシミュレーションであったのです。



 今から30数年前、映画『八甲田山』の中で神成大尉役の北大路欣也が言ったセリフ『天は我々を見放した』が当時、大流行しましたね。この映画はあくまで雪中行軍遭難事件を基にした作品であり、鵜呑みにしますと事実認識を誤ります。今日は頭を空にして、八甲田山雪中行軍遭難資料館を見学し、ガイドさんの解説に耳を傾けます。この資料館は平成16年に新しく建て替えられています。多くの遺品だけではなく、時代背景や行軍の目的、経過を詳しく解説するムービーや位置関係がわかりやすい電装ジオラマもありました。




 こちらは資料館の奥にある幸畑陸軍墓地。八甲田山雪中行軍の遭難者の墓地です。
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 ただし、納骨はされておりません。遺骨は家族の元へ送られております。明治35(1902)年としては珍しいアメリカ式の墓地です。




 こちらは文字が不鮮明ですが、遭難した宮城県出身兵士の石碑です。墓地北側の林の中にあります。このような石碑は宮城県のものしかなく、当時の経済力を象徴しています。
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 この石碑は遭難事件が発生した年に建てられています。裏面には宮城県出身者の名前が刻まれていますが、不思議なことに公式に発表されている46人ではなく、45人分しかありません。刻まれなかった方は特定されていますが、仙台市の外記丁にちゃんと住所があったそうです。なにか訳があったのでしょうか。。。


 この石碑は元々青森市の海に近い公園にあったそうですが、第2次世界大戦後、進駐軍に破壊されるのを恐れて、土中に埋めたそうです。その後、昭和40年に青葉会という団体がこの場所に再建しています。




 墓地の南角に小さな社があり、アイヌ犬の狛犬が設置されています。
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 なぜ、アイヌ犬かと言いますと、遭難者の遺体捜索に北海道のアイヌの方々の力をお借りしてるのです。アイヌの実力者、辨開 凧次郎(アイヌ名:イカシバ)さん等が捜索隊を組み、独自の捜索活動を展開したそうです。その捜索を手伝ったアイヌ犬が、こちらで2匹の子犬を産んだそうで、八甲ベンケイと名付けられました。どちらの狛犬が八甲でベンケイか分からないそうですが、ベンケイは辨開さん等と北海道に帰りましたが、八甲はその後、青森屯営(駐屯地)で大切に飼われたそうです。



 ところで、ベンケイという名ですが、弁慶を連想しますよね。実はアイヌには源義経を崇拝する習わしがあるのです。真偽は分かりませんが、義経がモンゴルに落ち延びる際にアイヌ部落に身を寄せ、親交を深めたというのです。実際、女流探検家イザベラ・バードが明治11(1978)年に北海道のアイヌ部落義経を奉る祠を発見したことを彼女の旅行記『日本奥地紀行』に記しています。



 
 突然ですが、青森と言えばリンゴですよね。資料館から雪中行軍の足取りを追って山に進みますと観光リンゴ園が目立ち始めます。
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 リンゴ狩りは食べ放題で200円くらいなのですが、今日の目的はこれではありません。 




 観光リンゴ園の奥にあまり知られていない遭難者の捜索本部遺体安置所が置かれた場所があるのです。
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 このような小さな祠が設置してあります。今でも、地元の方が花を手向けております。夜になると行軍の足音が聞こえることがあるそうです。




 同じ日の午後3時頃、腕時計が止まっていることに気付きました。
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 12時40分
を指していますが、上の祠を撮影した時間とピッタリ一致していました。これは事実です。




 さらに雪中行軍の後を追い、出発した明治35年1月23日の目的地田代の少し手前にある銅像茶屋にやってきました。
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 青森第5連隊
は目的地の約2km手前で吹雪の中、露営を余儀なくされます。悲劇はこのあと本格化します。翌日以降も吹雪は止まず、視界の利かない山野を彷徨い、連隊はバラバラになって行きます。兵士は凍傷と戦いながらも、次々と衰弱して倒れていきました。従って、雪中行軍遭難の地は一カ所ではなく、数キロに及んでいます。




 銅像茶屋から250mなだらかな丘を登ったところに直立したまま仮死状態で発見された後藤伍長の銅像があります。後藤伍長宮城県栗駒の出身です。
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 発見されたのは出発から4日目の1月27日。直立したままとされていますが、胸くらいまで雪に埋もれており、倒れることも出来なかったのでしょう。その後、捜索隊の軍医が蘇生させ、後藤伍長の口から事態の概要が初めて伝わります。当時(1902年)、無線通信はイギリスで開発されたばかりで、日本の軍隊にまでは普及していませんでしたからね。



 後藤伍長は神成大尉とともに青森駐屯地への帰路を探索している途中で力尽きたようです。神成大尉は後藤伍長の100m後方で発見されましたが手遅れでした。後藤伍長は凍死したとしても発見されやすい所を選んで立っていたそうです。彼はこの後、退役して故郷である宮城県栗原郡姫松村に帰り、村会議員も勤めました。




 丘を下って、銅像茶屋に戻りますと、話し好きなご主人に捕まり、雪中行軍談義が始まりました。
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 話が盛り上がって、展示室の中まで丁寧な説明を受けました。世には伝えられていないたくさんの裏話も聞けました。この周辺はその道のマニアが心霊スポットとして騒ぎ立てていますが、ご主人はそのような現象に一切出遭ったことがないそうです。^^






 さて、話題はガラッと変わって、遅めの昼食となります。青森と言えば、煮干中華を外すわけには行きません。
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 前回の青森旅行でも何軒か回りましたが、煮干しの香りが鼻に抜ける青森のラーメンは好みなんです。こちらは新青森駅近くに本店のある長尾中華そば浜田店さん。喜多方ラーメンも取り扱っているのが、ちょっと気になるのですが。。。




 基本は煮干し中華ですが、白湯豚骨スープも合わせたコク煮干しもあります。
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 鳥中華や鳥つけ麺など、鳥系にも力を入れているようです。暖簾のロゴも魚と鳥の合わせ文字ですし。このロゴは同じ長尾グループでも店舗毎に異なります。




 こちらが煮干しの中650円です。シンプルながら惹き付けられる魅力があります。
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 ナルトやノリもないのが潔い。スープも濃厚で、もちろん煮干しの香りが鼻に抜けます。




 麺は中細ストレートです。も懐かしいですねぇ。。。
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 このスープにして、この麺ありと言わせるほどのベストマッチ。




 一方こちらはコク煮干し手もみ麺中700円。
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 見るからにこってり。豚骨と煮干しの組み合わせが現代的。




 コク煮干しの手もみ麺は極太でかなり硬め。インパクトがあります。
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 縮れがスープを乗せています。かなり噛まないといけないので、手もみの配慮は有り難いです。以前、二郎インスパイアな大二郎というラーメンも出していましたので、この麺が使われていたのでしょうか。近くに大二郎の専門店をオープンさせたので、こちら店からはなくなったそうです。




 本日は雪中行軍の痕跡を辿ってみましたが、資料館のガイドさんや銅像茶屋のご主人から多くの裏話を聞くことが出来ました。実は青森から出発した青森第5連隊と平行して、弘前第31連隊は弘前を3日早く出発し、十和田湖の南側を回って、後藤伍長が発見された頃に遭難場所を通過して青森に向かっています。当然ながら遭難の状況も見てきたはずですが、捜索には加わらず、弘前に帰還しています。恐らく情報統制があったのでしょう。弘前第31連隊の復命書にはこのことが触られていませんが、隊員の手記には記されています。やがては全世界に広く知れ渡るのですが、初動の判断が生存者を減らした可能性もあるとのことでした。

 

 
バックナンバー

 

【青森味探訪】① 黒石つゆ焼きそばと三内丸山遺跡
         ② ウォーターフロントと津軽三味線
         ③ のっけ丼と新鮮市場





八甲田山雪中行軍遭難資料館


・所在地  :青森県青森市幸畑字阿部野163-4
・電  話    :017-728-7063
・開館時間 :9:00~18:30(11~3月 ~16:30)
・休館日  :12/31、1/1、2月の第4水木曜日
・駐車場  :あり


長尾中華そば 浜田店


・所在地  :青森県青森市浜田豊田150-14
・電 話     :017-739-4174
・営業時間 :10:30~21:00(土日祝 7:00~)
・定休日  :月曜日(月曜が祝日の場合は火曜休み)
・駐車場  :あり

2013/09/26(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

山形在来作物勉強の旅(3/4)大の目温泉と有頂天の元祖

カテゴリー: 外食:ラーメン

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 よみがえりのレシピを観て、山形在来野菜をお勉強した後は、会場である山形ビッグウイングの目と鼻の先にある大の目温泉にて、疲れを癒します。いや、大して疲れてもいないのですが、ここまで来て入らないという手はないでしょう。こちらの温泉は源泉かけ流しです。内風呂だけですけど、なんてたって、たったの300円ですから。^^




 こちらの日帰り温泉は旅館安部さんがやってくれています。大変個性的なのは旅館の裏手が有頂天の元祖というラーメン屋さんになっています。
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 これで3度目の来訪ですが、温泉に浸かって座敷で一休みして、そこへラーメンを運んでもらえるのです。なんかちょっといいでしょ。^^




 温泉は表示によりますとナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。内風呂だけですが一応、岩風呂です。
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 温泉の色は緑がかった薄茶色でしょうか。ほんの少し鉄錆のような匂いがしますが、硫黄臭はありません。温度は少し高めで44℃位に感じます。上がった後もポカポカと温かいので冬に最適。帳場で若旦那夫妻が愛想よく対応してくれてます。帰りのバスや電車の時間を一生懸命調べてくれました。




 今回はいつもと違って電車で来ていますので、お風呂上がりにはお楽しみがあります。^^
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 いつも車なのでこれが出来なかったのです。ゲソ天でビールを煽ります。これ以上の幸せってあまりないですね、庶民は。^^ 15時前であれば、下の写真のお座敷が使えるのですが、今回は遅かったのでラーメン店の小上がりで頂きます。



 
  これまではオプションの特製辛味噌を乗せたゲソ天醤油ラーメン(上の写真)しか食べたことがなかったのですが、今日は新分野にも進出してみたいと思います。
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 夏なら山形名物冷やしラーメンもいいですよね。ワンタンも美味しそうです。今回はまだ、16時、一人1杯はキツイのでお店にわがまま言って、2杯を3人でシェアします。




 それでは、初めての味噌ラーメン塩ラーメンに挑戦です。まずは味噌ラーメン。麺は太・中太・細の3種類からチョイスできますが、味噌なら当然、太麺でしょうね。
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 デフォルトで辛味噌がトッピングされています。ドデカ煮豚と茹でキャベツに鳴門がチャームポイント。麺は平打ちで太い縮れ麺。濃厚なスープによく合います。今回はゲソ天を先に食べていますので、抜きでスープと麺に集中します。そのためか味噌ラーメンの美味しさが実感できました。




 続いて、塩ラーメンですが、正直に言いますと、3種のスープまで神経が行き届くかと疑っていました。一応、麺は細麺を選びました。
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 なんと、煮干の風味が利いたスープはお見事。細麺と絶妙なマッチングです。この塩ラーメンだけでお店がやって行けそうですよ。




 久々に頂いた有頂天の元祖のラーメン。完食です。^^
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 いつも醤油ラーメンしか食べなかったけど、味噌も美味しかったんだぁ。もっと早く幅広く食べておくべきでした。


 
 山形在来作物勉強の旅の延長で書いてますが、お勉強は前記事で終わりました。このあとはひたすら飲み食いの記事になっていきます。それはともかく、こちらの大の目温泉は仙台からも近く、天然かけ流し温泉山形ラーメンを併せて楽しめますのでお薦めです。しかも入湯料はたったの300円。できれば、仙山線で行って、湯浴みの後のビールを楽しんで下さいませ。^^ 




有頂天の元祖(大の目温泉)

 

所在地   :山形県山形市平久保34
電  話           :0236-32-0605
営業時間   :11:00~21:30(月曜11:00~14:30)座敷は~15:00
入浴時間  :08:30~21:00
定休日      :無休 
駐車場          :あり(旅館正面にもあり)


 リンスinシャンプー・石鹸・ドライヤー完備、貴重品ロッカー無料

2013/03/08(金) 05:05 | trackback(0) | comment(2)