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【南三陸町】松野やの大満足な日替わりセット

カテゴリー: 外食:ワンコイン

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 南三陸町の入谷にひころの里という町の歴史遺産が見られる公園があります。ひろこではありません。ひころです。実は私も最近までひろこの里だとばかり思ってました。^^ ひころとは光のことで、ひころの里は光が集まる里を意味しているのだとか。



 

 本当に中は広々として夏の太陽が燦々と降り注ぎます。
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 伊達家に仕えた須藤家の松笠屋敷は江戸時代後期に建てられたものです。南三陸の養蚕の歴史もシルク館で学べます。



 
 以前はこの辺に食堂が少なく不便だったのですが、震災後に新しくオープンしたお店も出始めました。 こちらは今年(2014)の初めにオープンした農漁家れすとらん松野やさんです。
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 農家レストランとか漁家レストランと言いますと自宅の一部を利用して鄙びた味わいを売り物にしている店が多いのですが、こちらはまるでドライブインのようです。国道398号の入谷付近を走っていますと大きな看板が目に飛び込んできます。




 店内外とも木造り感に溢れて、山小屋のような雰囲気です。
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 南三陸町の助成事業に乗せて、地元の木材を使って建てられたそうです。




 出来ますものは丼物、はっと、うどん、パスタ、ラーメンと多彩です。
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 お決まりのコース料理を出す農家レストランとは異なり、大衆食堂のようなメニュー構成です。日替わりセット540円(税込み)というのに惹かれました。




 これがそのワンコイン(税別)の日替わりセット。凄いボリュームです。
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 五目炊き込みご飯と海鮮ハット汁がメインです。なんと、ご飯はお代わり可なんですって。




 この海鮮ハット汁が素晴らしい。普通これだけでも500円はするでしょう。
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ホタテやらアサリやらがこれでもかと言うくらい出てきます。肝心のハットはやや延び気味ですが、その分旨味がじんわり染みています。




 副菜も3品。柴漬けつぼ漬けの他に胡瓜の浅漬け切り干し大根と剥き昆布の炊いたん
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 ワンコインでここまで充実した副菜は見事ですね。ご飯はお代わり自由だし、採算が取れるのか心配になります。




 いやいや、凄い食堂を見付けました。ほとんど慈善事業ですね。実際、松野さんは震災直後は被災者やボランティアの方々に炊き出しもされていたそうで、それが発展してこの形になったそうです。元気な女将さんに「日替わりセットは何が替わるのですか?」と伺ったところ、炊き込みご飯が替わるそうでこの日は野菜の五目ご飯でしたが、ウニご飯アサリご飯にもなるそうです。じぇじぇ、ウニご飯の日に当たりたかったぁ~。^^ また、来よう。




農漁家レストラン松野や


・所在地   :宮城県本吉郡南三陸町入谷字鏡石23-5
・電 話   :0226-46-4986 
・営業時間  :10:00~14:00
・定休日   :水曜日
・駐車場   :あり20台

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2014/08/04(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

【気仙沼市】りすたあ八十松のワンコインランチと弁当

カテゴリー: 外食:ワンコイン

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 ここは気仙沼でも被災の激しかった波路上地区。岩井崎のすぐそばです。そして、この建物は岩井崎プロムナードセンターといいまして、リアスの自然と気仙沼の産業などを五感を通じて学べる学習施設だったのです。ここの3階には、海が見渡せる展望レストラン夢見崎さんがありました。鈴木さん夫妻と娘さんが地元の食材を使った安くて美味しい料理を食べさせてくれました。





 人気の料理は夢見崎ランチ650円でした。5種類以上の前菜に肉や魚のメインが付いています。
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 この夢見崎ランチにお造りとデザートが付いたはまなす御膳1000円も観光客には喜ばれていました。ですが、冒頭の写真のように被災が酷く、再建の目途は全く立っていません。それどころか、この地区は地盤沈下の影響で満潮時には海水が上がってきます。岩井崎の民宿も含めて、この地区の観光はいつ再生できるのでしょうか。




 レストラン夢見崎の鈴木さんご夫妻のお家は以前、鈴木八十松商店という酒屋さんでした。
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 現在は店の一部でコインランドリーを経営されていたのですが、こちらでレストランを復活されました。



 
 ただ、レストランの名前は以前の夢見崎ではなく、りすたあ八十松になりました。
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 ダイニングの入り口の看板はりすたあなのですが、外の張り紙にはりすたとなってますね。どっちが本当なのでしょうか。^^



 
 ランチを頂きに伺いましたが、以前と変わらぬ品質なのにお値段はなんとワンコイン(500円)になってました。嬉しさに手が震え、ピンボケになってしまいました。^^
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しかもライスとスープはお代わり無料ですよ。自分たちのお店も被災されているのにまるでのような方々です。




 前菜は左から梅のシロップ煮、柿、煮物、メジマグロの刺身、酢豚、ロシアンサラダです。
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 メインは肉か魚からチョイスします。この日の魚料理はワラサのムニエル葱醤油ソースでした。




 さらに、食後にはコーヒーも付くのです。
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 たった500円でここまで頂いて大丈夫でしょうか。。。とこっちが心配になります。




 実はりすたあ八十松さんでは、ランチタイムに弁当も配達してくれます。このボリュームで、これも驚きのワンコイン!!
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 ある日のメインは赤魚の煮付けにカツオの刺身、また、ある日は秋サケの粕漬け焼きと酢豚でした。それにスープにアサリやシジミの潮汁も付いてきます。凄すぎでしょう。一枚2000円の宅配ピッツァが暴利のように思えてしまいます。
 
 

 被災地気仙沼でも自分の店を失いながら、再生に向けて頑張っている方々はたくさんいます。りすたあ八十松の鈴木さんは自分たちの復興よりも被災した住民たちのことを一番に考えて、安くて美味しい食事を提供しているのでしょう。この震災を通じて感じるのは、このような自分のことより、みんなことを考えて行動している方々があまりにも多いことです。周囲には犠牲になった方々も多数おり、生き残ったみんなで頑張っていこうという気持ちになるのでしょう。教育課程でボランティア活動がなくても、被災地では今でもボランティアの方々が汗を流しています。クールジャパン、捨てたものではありません。
 
 




りすたあ八十松



・所在地  :宮城県気仙沼市松崎五駄鱈23
・電 話  :090-9036-8392
・営業時間 :11:30~14:30/17:30~?
・定休日  :無休(不定休?)
・駐車場  :あり4台

2011/10/30(日) 07:16 | trackback(0) | comment(5)

【利府町】ほほ笑みのダイニング楓のワンコインランチ

カテゴリー: 外食:ワンコイン

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 利府街道
を松島に向かって走り、三陸自動車道の松島海岸ICの手前1Kmほどのコンビニの角を左折しますと、シーアイタウン利府・葉山というお洒落な住宅地があります。街全体を庭にしようがコンセプトのこの住宅地は立地的には不便ですが、一軒も同じ家がない高級感のある洋風住宅が建ち並びます。なぜ私がこちらに向かっていますかと言いますと、先日、東北放送のラジオでこの葉山にある介護老人福祉施設が一般向けのレストランを今年4月から営業し始めたと放送していたからです。それも、フランス料理を修業した若いシェフがパティシエの奥さんともに腕をふるっているらしく、なんと、ランチはワンコインという情報に心が動かされました。

 





 葉山の住宅地に向けて緩やかなスロープを登り詰め、左に曲がると介護老人福祉施設十符・風の音さんが見えてきます。
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レストランの看板がないので、初めてだとちょと不安になります。遠慮しないで施設の駐車場に車を止め、建物右側の正面玄関から入ります。土足ではないので、スリッパに履き替えて下さい。

 

 

 

 こちら十符・風の音さんは葉山のコンセプトとタイアップしているのでしょうか、洋風の庭園がしっかり造り込まれています。
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 これは玄関の正面にある中庭ですが、周囲にも緑が配植され、自然との調和を意識されているようです。


 



 レストランの名前はほほ笑みのダイニングかえでさんです。エレベータで二階に上がり、斜め左に入り口があります。
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なんか、教室かミーティングルームのようですが、以前は喫茶室として使っていたそうですが、地域へも開かれた空間との考えからレストランの経営に踏み切ったそうです。その折、3年前から葉山に住み、お店を持つことを目指していた根本さんご夫婦にこのスペースをお願いしたそうです。


 



 さすがに人気があるようで、全席埋まってましたが、テラスのテーブルがちょうど空きました。
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 特等席を独り占めです。緑の風に当たりながら料理への期待感を高めます。奥さんの愛さんがオーダーを取りにやってきましたので、本日のランチを伺うと、肉料理のことが多いワンコインランチはチキンカツで、主体のヘルシーランチ600円は残念ながら売り切れとのことでした。


 そうそう、パティシエの愛さんが作るデザートがコーヒーとともに200円で頂けます。日頃、スィーツを自分からオーダーすることはないのですが、ワンコインを食い逃げするようで気が引けたのと美人の愛さんの手作りスィーツを食べてみたいとの邪心からお願いしました。^^


 




 これがこの日のさんのワンコインランチ、チキンカツとキノコのポタージュです。
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 イケメンギャルソン風の裕樹さんが、サーブしてくれました。髭面ですが、優しい好青年です。


 


 


 とてもワンコインのスープとは思えないまじめに作ったキノコのポタージュ
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 キノコの香りが立ち上ります。味も優しく、人柄を感じさせます。

 




 このチキンカツは衣がパリンパリンなのに肉汁が溢れます。
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 どうも衣に秘密があるようですね。パン粉を浸ける前の溶き衣に硬質小麦でも使っているのでしょうか。いわゆる、日本のトンカツ系の衣とはまるで異なります。


 



 
 添え物には数種のフレッシュ野菜のグリーンサラダと削り節のかかった青菜のお浸し。
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 ええ、和食の添え物ですかと?思ってしまいますが、これにはわけがあります。実は、和食の調理人であるお父さんが厨房を手伝っておられます。そこで、このような和洋のコラボも見られるのでしょう。


 

 


 ジューシーなモモ肉はふんわりと柔らかですが、ちゃんと芯まで熱が通っています。
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 ワンコインでもオーダーが入ってから、一つ一つ揚げてくれます。


 




 さて、この日のデザート(オプション)は、バニラアイスGateau au chocolatです。
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 これにコーヒー(or 紅茶)が付いて、たったの200円は、こっちが心配になりますよ。^^

 


 



 甘味を抑えたガートオショコラバニラアイスを付けながら頂きます。
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 手作りのスィーツは甘い物が苦手の私でも美味しく頂けました。もちろん、ブラックのコーヒーがなければ駄目ですけど。^^


 



 僅かな時間ですが、至福の一時に浸ります。
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 この特等席でこの天気、その上、リーズナブルながら美味しい料理を味わった後ですのでもう大満足でした。


 



 コーヒーを運んできた根本裕樹さんが、ぽつりと暖かくなって良かったですね・・・。関東からこちらに来て3年の彼はまだこちらの寒さには慣れていない様子です。特に今年の春は寒かったので、辛かったのでしょうね。早く慣れてもらっていつまでもこの地で美味しくリーズナブルな料理を作り続けて頂きたいですね。陰ながら応援しておりますよ。

 





 ほほ笑みのダイニング 楓



所在地  :宮城県宮城郡利府町葉山1-53 介護老人福祉施設十符・風の音内
電話        :022-767-5220 
営業時間 :11:30~20:30(ランチ~14:00) 
定休日    :月曜
駐車場    :あり


 


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2010/06/30(水) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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