マボヤ専門店【まぼ屋】オープン

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 過日(2017年7月20日)、仙台駅前にマボヤ純米酒の専門店がオープンしました。その名もまぼ屋です。ホヤは宮城県特産の養殖水産物ですが、いままで専門店はありませんでした。そういう意味では全国初、世界初と言えるのかも知れません。ホヤは特有の香りがあり、好き嫌いが分かれるところですが、こちらでは単なる刺身や酢の物だけではなく、ホヤ初心者でも食べやすい様々な料理が提供されます。プレオープンのセレモニーに参加させて頂きました。


 各料理にはホヤの香りの強さに応じて、ホヤ度(5段階)が示されますので自分のホヤレベルに応じて選択できるのです。
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 このまぼ屋さんはホヤ好きを増やすために大きな働きをしてくれることでしょう。



 冒頭のご挨拶は(株)飛梅の松野社長でした。
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 実はこちらの店長は松野社長のさんでした。社長の隣にホヤ加工会社三陸オーシャンの木村社長の姿もあります。木村社長もこの店のオープンに全面協力をしているらしいです。


 最初のホヤ料理はサラダでした。蒸しボヤ、ベビーリーフ、プチトマトが胡麻ドレッシングで和えてあります。
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 これはホヤ度がいくつか聞きませんでしたが、結構、香りが口の中に残ります。

 
 
本日、純米酒は呑み放題。宮城の銘酒を次々と試して参ります。^^
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 純米酒に拘るのは、ホヤとの相性を考慮したのでしょう。


 続いて刺身ですが、右側はさっと湯引きがしてあります。
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 湯引きの方が少し身も締まって食感も強くなったように感じます。


 これは女川で爆弾と呼ばれる茹で卵入りのホヤの煮物。日本料理で言う印籠ですね。
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 ホヤの上部を綺麗に切って内臓を取り出し、茹で卵を詰めています。しかも半熟を保ています。なかなかの仕事です。ホヤのカードのように見えるのは、食べる側のホヤレベルを示すもので自己申告制です。これも5段階で席に張っておくと、それを考慮してくれるらしいのです。


 こちらはホヤカツレツ。これにはホヤパウダーをかけて頂いてみました。
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 このカツレツ、身がよく締まっています。一度、脱水をしているのかも知れません。この辺は三陸オーシャンさんの技術も入っているのでしょう。タルタルもありましたが、ホヤレベルの高い私はホヤパウダーホヤ度を強化した方が美味しく感じました。^^


 続いてこれは、ホヤ味噌にチーズを乗せて焼いた珍味。
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 洋風ですが、ベースが味噌なので純米酒によく合います。

 さて、〆ですが、ホヤのトマトパスタでした。
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 面白い麺でした。パスタというより、しっかり弾力のある焼そばのような食感でした。それがホヤのトマトソースと絡むと良い具合なのです。


 いやぁ~、実に堪能致しました。一度にこれだけのホヤ料理を試したことはありません。これは話題となりますね。仙台の新しい名物店となること間違いなし。これでホヤの国内消費が少しでも増えてくれれば願ってもないことです。

 ご承知のように大震災以降、隣の国は東北地方の水産物の輸入を科学的な根拠がないままに禁止しています。今年の10月にはWTOの最終結論が出されますが、あちらの国内でのマボヤ生産量も増えてきているとの噂もあります。今後は不確実な輸出に頼らず、地道な国内消費の増加を目指していくのが無難なようです。




ほや&純米酒場 まぼ屋 仙台駅前店

・所在地   :仙台市青葉区中央1-6-39 菊水ビル仙台駅前館3F
・電 話   :022-796-6226/050-3477-0312
・営業時間  :17:00~24:00
・定休日   :月曜
・駐車場   :なし
2017/08/02(水) 05:00 | trackback(0) | comment(4)

【石巻市渡波】再開した季節の味ゆう福

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 石巻市の渡波地区はまだまだ、空き地が広がっています。てっきり災害危険区域に指定され店舗や事務所しか再建できないからかと思って、指定地域図を確認しましたら、この周辺は区域から外れているのでした。区域外と言えども被災しているわけですから、もう戻る気になれないのかも知れません。


 そのような殺風景な土地に再建した和食処ゆう福さんです。
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 周囲にまだ建物も少ないので、遠くからでも見つけられます。駐車場も広く、初めてでもアプローチに悩まないのがよいですね。


 店内には靴を脱いで上がり、座敷席の他にカウンター席もあります。
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 まだまだ、新築の佇まいで清潔感溢れる綺麗な座敷です。


 釜飯の評判がよいのですが、何が出てくるか楽しみな日替り定食も700円(税込)もヨサゲです。
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 メニューに土日祝日を除くとありますので、休日の遊びに来た時にも利用できますね。


 この日の日替りは親子丼でした。
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 副菜も色々付いてきました。マグロの漬けによく見えませんが蒸しホヤもあります。これだけで二合は呑めますね。^^


 親子丼も甘めながら、もも肉がごろごろ出てきます。
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 米も県内さんのひとめぼれやササニシキを使っているとのこと。炊き方も上手でご飯そのものが美味しいですね。


 味噌汁には破竹でしょうか柔らかな筍が使われています。
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 副菜の煮物もたぶん同じ筍でしょう。


 ゆう福さんは本県の地産地消推進店に登録されており、石巻産の魚貝類や野菜を中心としたメニューを提供しています。野菜も自分でも栽培され山菜も採り行かれるようです。もちろんお酒は宮城の地酒。石巻勤務だったら、呑みに行けたのになぁ。^^




季節の味 ゆう福

・所在地   :宮城県石巻市松原町5-12
・電 話   :0225-24-1133
・営業時間  :11:30~13:30、17:00~21:00
・定休日   :毎週水曜
・駐車場   :あり
2017/07/27(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

夜ノ焼魚 ちょーちょむすび(上杉@仙台)

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

  仙台に予約の取れない人気居酒屋さんがあります。その名は『ちょーちょ』。 「奢らず昂ぶらず、常に謙虚であること。技術を磨き、来てくださるお客様ひとりひとりに真摯に向き合い、気取らず飾らず、元気をもらえる居酒屋に」をモットーとした実に居心地のよろしい食空間を醸し出しています。

 お客第一のコンセプトはよく聞きますが、それを実際に具現化している処はそれほど多くはありません。私の知るところでは麺屋武蔵さんもこれで成功した事例でしょう。この『ちょーちょ』さんが2号店をオープンさせました。今度は『夜ノ焼魚 ちょーちょむすび』です。県庁裏の上杉に出来た「仙台で一番楽しいカウンター」を売りにしたお店です。カウンター内側の囲炉裏で串に刺した魚を焼いてくれます。この辺りは気仙沼の福よしさんのインスパイアかな。

 さて、気になるこの『ちょーちょむすび』さん、我が職場の名幹事がテーブル席ではありますが、全て借り切る快挙に出ました。実にラッキーです。大所帯で乗り込みます。


 1号店と同じようにエントランスには曲木の梁が存在感を示しています。
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 この場所はかつて、酒盛りのために通った大衆蕎麦屋さんだったはず。すっかり粋な店に返信しました。


 隅々まで神経が行き届いています。炭火焼きをそのまま押し出すのではなく、「夜ノ焼魚」と心に残るキャッチでアピールしています。
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 1号店のちょーちょに対し、ちょーちょむすびのネーミングも見事です。そのコンセプトも語られるまでもなくわかるような気がします。


 これが自慢のカウンター席。どこからでも魚を串で焼く様子が眺められます。
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 それを見ていると思わず食べたくなる仕組みです。^^ でも、今夜はテーブル席。いつか二人で来てみよう。^^


 突き出しはメヒカリの唐揚げとジャガイモの竜田揚げ。
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 色紙がさりげなく敷いてあります。今夜は飲み放題のコースでお願いしています。4000円だったかな。


 刺身の盛り合わせですが、残念なことに裏からの撮影です。鰆と勘八と桜鱒とのこと。
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 皿が大きく、図々しく自分の方に正面をむけることも出来ずそのまま撮影。取り分けると下のようになります。


 炙り〆鯖はテーブルで完成させます。片手に持ったレモンが次の仕事を連想させます。
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 結構、長い間炙っていましたね。中まで熱が通るのではと気掛かりです。^^


 炙ることで脂が溶けて、口に入れた瞬間に甘味が広がります。
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 今では珍しくもなくなりましたが、最初にやった人の思い付きに敬服します。


 これは自家製薩摩揚げですが、ふわふわでムースを揚げたような感じです。
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 同じ魚の料理でも大きな変化があって面白いです。冷たい物が続いた後に熱々が出てくる配慮も憎いです。


 ここで魚から鶏に変わります。宮崎の地鶏のような少し煤ける焼き方です。
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 やはり炭で焼いた肉は美味いなぁ。火の通し方も絶妙です。この後に鍋も出たのですが、話に夢中で撮影を失念。^^



 根強い人気の居酒屋さんには共通した類似点がありますね。強烈な個性ではなく、ノスタルジーも感じさせつつもコンテンポラリーな刺激もあり、コンセプトを押し付けるのではなく、お客第一をマニュアルではなく心から実践する。。。。こんなお店かなと愚考します。形だけ人気店を模倣した店も乱立していますが、また来ようという気持ちになりません。お客満足はかなりメンタルな部分が多いと思います。安さで釣っても満足感が得られなければ、二度と足を運ばないでしょう。こちらのようなお店が居酒屋の標準になりますと、質の悪い客引きで夜のイメージが劣化した夜の仙台にも爽やかな風が吹き渡りそうです。
2017/06/15(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【塩竈市】わたつみで魚料理

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 九州から旧友が訪ねてきました。彼も私と同じ水産人。水産物の目も舌も肥えています。そのような方を港町で持て成すとすれば、あそこしかありません。敷居も高くなく、不必要に飾らず、料理の実力で大繁盛している塩竈のわたつみさんです。予約なしではまず入れないでしょう。この日もなんとかカウンター2席を確保できました。


  お料理は3000円でお願いしました。前菜から佳い仕事をされています。
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 蛍烏賊酢味噌、山菜茸浸し物、蛸・牡蠣旨煮、オクラと充実しています。



  お造りは〆鯖、鰹、牡丹海老。ここからお酒に切り替え、浦霞阿部勘を飲み倒して行きます。^^
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 〆鯖の〆具合が素晴らしい。鰹もこの時期だと漁場はまだ西日本ですね。


  春牡蠣の霙煮ですね。
 
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 春の牡蠣は身がふっくら。加熱調理にはこの時期の牡蠣が最適です。


 の照り焼きとなにか皮剥のような食感の魚の利休焼き。聞き忘れてしまいました。^^
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 隠れていますが、小型の鰈の骨煎餅も盛り合わされていました。


  揚げ物は春らしく白魚蕗の薹のかき揚げに河豚の空揚げです。
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 河豚は黒鯖河豚とのことでした。フグ類では珍しく無毒のフグ。でも、南方のものは毒化することがありますね。仙台湾でも夏に釣れることがあります。


  〆は鴨と滑子の蕎麦でした。
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 芹の香りもこの蕎麦にはよく合います。蕎麦は親方の手打ちでしょうか。聞きませんでした。


  客人が九州では食べられないものをと追加でお願いした目光の干物です。
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 ホクホクの身が口の中で溶けていきます。彼も大喜び。そうか、九州では目光が食べられないんだ。




  すっかり時間の経つのを忘れて牡蠣養殖の話に熱中してしまいました。私が最近、蕎麦打ちを始めたことを伝えると、彼はパン作りにはまってしまったらしいのです。果実から天然酵母を採集し、低温培養もやっているとのこと。 確かに種苗生産を手掛ける者にとっては培養は日常茶飯事ですからね。

 それにしても、わたつみの後藤親方は若いのにしっかりした腕前です。わたつみさんは居酒屋というより割烹レベルですね。それでいてリーズナブルなお値段で提供されていますので大繁盛も頷けます。お酒も県内の選りすぐりを揃えています。すっかり呑み過ぎて、料理よりお酒の方が高く付いてしまいました。^^


     食彩庵 わたつみ



・所在地  :宮城県塩竈市海岸通2-16
・電 話  :022-366-5160
・営業時間 :17:00~23:00
・定休日  :日曜日
・駐車場  :なし(周辺に有料多数)
2016/05/02(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【塩竈市】隠れ炉ばた焼き 釧路

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 今まで塩竈の尾島町で呑んだことは計り知れないのですが、こんな所にこんな良い店があったのかと驚いてしまいました。尾島町でも最もディープなエリアと言っても過言ではありません。ぐるなびにも食べログにも引っ掛かってこないのが魅力です。本当に落ち着いた佳いお店なので今回は場所を伏せます。店の雰囲気を壊すような人に知られたら、常連さんに怒られますので。。。^^




 尾島町でもここまで奥に足を踏み入れたことはありませんでした。
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 一人だったら、絶対に近づかなかったと思います。^^




 いわゆる釧路スタイルの炉ばた焼きなのですが、カウンターだけの小さなお店。上品な女将さんが一人でやっています。
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 炉ばた焼きの発祥は仙台の国分町とされますが、そこで修行した職人が釧路で店を開き、それが広がったとのこと。カウンターの中に大きな煉瓦作りの囲炉裏があり魚貝類が主体の焼き物を食べさせてくれます。




 お通しはキハダと宮城県産キタムラサキウニ。
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 ウニはミョウバン処理をしていないのでねっとりとして甘味が凄い。




 豆のサラダ。これもお通しです。
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 紫蘇ドレッシングがかけてあります。なかなか気の利いた小皿です。




 
魚の前に焼き茄子を頂きます。生姜が効いて初夏の味。
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 これは焼き網の下の炭火に放り込んで焼いておりました。




 ムシガレイの干物。もちろん本柳ではなく、たぶんヒレグロでしょう。
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 炭火焼の効果がよく表れていています。表面はカリッとしていますが、中はしっとり。




 これは北海道鵡川の本柳葉魚(シシャモ)。雌雄のペアで供されます。
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 日頃食べている輸入物のカペリン(カラフトシシャモ)とは雲泥の差です。肉自体が美味しい。




 定番のホッケの干物。脂が適度に回ってご機嫌な味わい。
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 ガス火と違って表面はパリパリ。皮まで旨い。あまりの美味しさに二人でビール数本と浦霞純米生酒(4合)を2本も開けてしました。^^




 続いてホタテの殻焼き。
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 火の通し方が神業です。生を越えたその瞬間という感じ。




 締めには温麺を出してくれました。
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 これはメニューにはないので女将さんが機転を利かしてくれたのでしょう。




 尾島町の最もディープなエリアで隠れるように暖簾を下げる釧路式炉ばた焼き。40年の歴史があるそうですが、全く知りませんでした。演歌はかかっていますが、静かに呑みたい時に最適なお店です。絶妙な焼き加減の魚貝類を肴に浦霞を呑む幸せ。このお店、検索では不思議なことに既になくなった別の店しかヒットしないのです。でも、この記事にヒントがありますので大人呑みのできる方、是非探してみて下さい。^^




 炉ばた焼 釧路


・所在地   :宮城県塩竈市尾島町・・・
・電  話   :・・・
・営業時間  :18:00~23:00
・定休日   :日・月曜日
・駐車場   :なし

2015/06/17(水) 05:00 | trackback(0) | comment(2)