水浸し乾し蕎麦の検証
カテゴリー: 料理:麺類
以前、ためしてガッテンで放送されたパスタの茹で時間を1分にする裏技、本当にびっくりしました。パスタを事前に水に漬け込むのですが、その時間が1時間に及ぶので正確には時短ではなく、水とガスの節約が大きな利点と言えます。その検証の記事に風写さんから「蕎麦の乾麺も水浸しできる」とのコメントを頂きました。
じぇじぇじぇ! だとすると全ての乾麺でこの水浸し調理が出来る可能性がありますね。でも蕎麦は小麦系の麺と違って粘性が低く、それゆえにつなぎを使ってまとめるのですが、それを水に漬けたら溶けてしまうのではないでしょうか。。。 考えていても仕方ありません。 ?と思ったら、すぐに検証です。それでは早速、蕎麦の乾麺で試してみましょう。
これはいつも食べている国産蕎麦の乾麺です。ジップロックで一束(80g)を300mlの水に浸します。

浸漬時間ですが、茹で時間6分のスパゲッティーニが1時間ですから、45分にしてみます。
途中経過ですが、異常に水が白濁しています。これは表面が溶けていることに他なりません。
しかも、密に重なっている部分はくっ付いてしまってます。こりゃまずい。
45分後にザルにそっと出してみました。つまむとベトベトで持ち上げるとちぎれるくらい柔らかい。
こうやって置いているだけ、お互いがくっ付いていきます。駄目だなこりゃ。
固まった麺を駄目元で茹でてみます。
多分、蕎麦団子ができるのでしょう。食べ物を粗末するのは大嫌いなので、ちゃんと食べますけど。。。
ありゃ、茹だってくると蕎麦がほぐれ始めました。
でも、最初はちぎれやすいので、箸でかき混ぜてはなりません。茹で時間は2分くらいですね。
ザルに上げて水で締めるとなんとか蕎麦らしくなってきました。
手に感じる硬さもまずまずです。弾力も出てきました。よく見ますと蕎麦の表面に透明な膜が出来ているようです。まるで葛打してから茹でた麺のよう。
まずはもりそばで試食。。。
んんん、、、いつもの蕎麦とは全く違いますが、不味くはありません。表面がツルツルして、乾麺にありがちなザラつきがなくなってます。こういう蕎麦もあっても良いと思いました。
こちらはかけ蕎麦です。。。見た目は普通の蕎麦ですね。
蕎麦の味わいを邪魔しないように薬味に長葱と七味だけ。
もりそばと同じく表面のツルツル、ヌルヌルが不思議な食感。
ただ、水分を多く含むため、伸びが速いですね。もたもたしていると、どんどん柔らかくなっていきます。
確かに蕎麦の乾麺も水浸しで茹で時間を2分以内にすることが出来ました。でも、この蕎麦、元々茹で時間が4分なのですよ。おまりお得感がありませんね。若干の水やガスの節約にはなりますが、手間を考えると微妙です。むしろ、ヌルヌルと食感の変わった蕎麦を食べてみたい時にはこれもあり、ということなのでしょうね。
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