津軽海峡船の旅 その2
カテゴリー: 外食:その他
石川さゆりの名曲津軽海峡・冬景色の2番は、「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと (略) はるかにかすみ 見えるだけ」ですね。そのとおり、竜飛崎はかすんでよく見えません。この航路と竜飛崎は最短距離でも30Km近く離れており、晴れた日でも、 たぶんこの程度にしか見えないのでしょう。ましてや海鳴りだけを聞いているような天候ではさらに見えなかったでしょう。それと、本州の北のはずれは緯度的には大間崎、尻屋崎、竜飛崎(岬)の順になりますね。・・・って、名曲の歌詞を検証してどーするの。^^
前記事に引き続き、津軽海峡をフェリーで渡ろうとしています。今回は津軽海峡フェリーさんのびなすに乗船予定です。
船の前面がガァーっと開いて、そこへ車で乗り込みます。
船の中は想像していた以上に広く感じます。大型トラックが何台も駐まれます。
それも1階と2階の二層構造の駐車スペースを持っています。なんか宇宙船に乗り込んできた小型機のような感覚です。^^
駐車スペースと打って変わり、船内はちょっと豪華な感じがする内装です。
ロビーにはソファーが用意され、クリスマスツリーも飾られていました。その横に海上保安官連絡所とあるのが、船であることを思い出させます。^^
2等客室は大部屋です。お客が少ないので大の字になって寝られます。
右の青いカーペットの部屋は階上の展望室です。ここは明るくて気持ちがいいですね。
下北半島の脇野沢辺りを見ています。まさかりの刃の下角です。^^
まるで鯨のように見える島は鯛島と呼ばれており、悲恋の伝説があります。はるか昔、蝦夷侵略にやって来た坂上田村麻呂が、この地の娘を身ごもらせて責任を取らずに京に帰ってしまったそうな。悲観した娘は自ら命を断ち、村人たちは、より都に近いこの鯛島に娘を葬ったそうな。全く酷い話です。
もう少し北上しますと、名勝仏ヶ浦が見えてきます。
断崖を背にして水際に奇岩、巨岩が何百もそそり立っており、それぞれに仏に因んだ名前が付けられているそうです。残念ながら、10Km以上離れていますので、岩の形までは見極められません。
さて、デッキで体も冷えてきましたので、レストランで温かい物でも飲もうかと降りてきました。きれいなエントランスですが・・・。
がーん、ずいぶん昔に営業を止めているではありませんか。津軽海峡のフェリーの経営って、相当に厳しい状況にあるんですね。従いまして、食べ物ブログとしては致命傷ですが、今回の記事では食べ物が登場しません。すみませんです。
船のレストランで食事するのって、非日常的で大好きなんですが、残念ながら不況の影響はこういう所にも現れてくるのですね。今回の旅は前半から色々考えさせられます。学生時代、沖縄へ行くフェリーで食べたウチナースバや中身汁、宇高連絡船で乗ると同時にすすった讃岐うどん。どれも美味しく、忘れがたい思い出です。豪華客船での旅なんて死んでも出来ませんので、せめて1等の個室を取って2泊くらいのフェリーの旅でもしてみたいですね。


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